• "栄養教諭"(/)
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  1. 山陽小野田市議会 2019-06-24
    06月24日-05号


    取得元: 山陽小野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    令和 元年 6月定例会(第2回)令和元年山陽小野田市議会(第2回定例会)会議録令和元年6月24日     午前9時30分 開議議員定数 (22名) 現員数     (22名) 出席議員 (22名)     議 長  小 野   泰 君     副議長  矢 田 松 夫 君     議 員  伊 場   勇 君     議 員  大 井 淳一朗 君     議 員  岡 山   明 君     議 員  奥   良 秀 君     議 員  河 﨑 平 男 君     議 員  河 野 朋 子 君     議 員  笹 木 慶 之 君     議 員  水 津   治 君     議 員  杉 本 保 喜 君     議 員  髙 松 秀 樹 君     議 員  恒 松 恵 子 君     議 員  中 岡 英 二 君     議 員  中 村 博 行 君     議 員  長谷川 知 司 君     議 員  藤 岡 修 美 君     議 員  松 尾 数 則 君     議 員  宮 本 政 志 君     議 員  森 山 喜 久 君     議 員  山 田 伸 幸 君     議 員  吉 永 美 子 君 欠席議員 ( 0名)          事務局職員出席者 局     長   沼 口   宏 君 主査兼庶務調査係長 島 津 克 則 君 議 事 係 長   中 村 潤之介 君 書     記   原 田 尚 枝 君 書     記   光 永 直 樹 君説明のため出席した者 市     長   藤 田 剛 二 君 副  市  長   古 川 博 三 君 総 務 部 長   芳 司 修 重 君 企 画 部 長   清 水   保 君 地域振興部 長   川 地   諭 君 地域振興部次長   吉 井 明 生 君 市 民 部 長   城 戸 信 之 君 福 祉 部 長   兼 本 裕 子 君 福祉部 次 長   川 﨑 浩 美 君 福祉部 次 長   岩 佐 清 彦 君 経 済 部 長   河 口 修 司 君 経済部 次 長   深 井   篤 君 建設  部 長   森   一 哉 君 大学推進室 長   大 谷 剛 士 君 総合事務所 長   堤   泰 秀 君 教  育  長   長谷川   裕 君 教 育 部 長   尾 山 邦 彦 君 病院事業管理者   矢 賀   健 君 病院局事務部長   國 森   宏 君 水道事業管理者   今 本 史 郎 君本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問 ────────────午前9時30分開会──────────── ○議長(小野泰君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名で、会議定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事日程については、お手元に配付してありますとおり進めてまいります。──────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、恒松議員、中村議員を指名いたします。──────────── △日程第2一般質問 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第2、一般質問を行います。 一般質問の要領については、先日同様に行い、本日は発言者を4名予定しておりますので、議事運営に御協力をお願いいたします。 それでは、ただいまから一般質問を行います。 15番、中岡議員。(中岡英二君質問者席へ) ◆議員(中岡英二君) 皆さん、おはようございます。会派新政会の中岡です。市民の代表として、一般質問を通告どおり行います。 1つ目、今後の市場取扱数量をふやす施策についてお聞きします。 まずは、取扱数量の現状を知るには、朝の小野田中央青果市場を見ること、現場を見ることが大変大事だと思います。6月3日、産業建設常任委員会で、早朝、議長をはじめ、委員全員で視察をしました。そのとき河口部長も来られておられました。 ここで質問ですが、そのときの部長、感想をお聞かせください。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) おはようございます。 先日、視察に私も参加をさせていただきました。そのときの感想でございます。 ほかの市場を見たことがございませんので、市場の規模等もあると思いますが、思いますことは、少し買受人が少ないのではないかというふうに感じました。 それから、また、競りも見せていただきましたが、日にはよると思いますけれども、当日、出荷された出荷物が多くないなというふうに感じたところです。 中央青果の職員の声がよく響いていたなというふうな感想を持っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 私の感想も、活気もなく、野菜も非常に少なく、旬の野菜も少ないと思いました。果物に関しても同様で、品ぞろえもできていないと思いました。 それにも増して深刻なのは、買受人が少ないということです。 また、市場入口には、大手スーパーの商品が確保されており、今でも中央青果市場青果販売の取引が継続されているのかなと思いました。 それでは質問に入ります。 1つ、取扱数量が平成29年は1,533トン、平成30年には990トンと62%激減しております。まずは、その原因についてお聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) ただいまの質問でございますが、山陽小野田地方卸売市場の平成30年度の取扱量につきましては、9万926キロ、前年度比といたしましては64.6%、取扱高につきましては3億1,721万9,308円、前年度比といたしましては72.0%となっており、取扱量、取扱高ともに前年度よりも大幅に減少していることは承知しているところでございます。 減少した主な理由といたしましては、平成30年6月14日より、ある出荷者との取り引きを中止したこと及び本市が抱えておりますさまざまな問題、課題により、取引先からの本市への信頼が低下したことが原因ではないかというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 主な原因はわかりました。ちなみに、宇部の市場は取扱数量101.5%と伸びております。 先ほども部長が言われたように、主な原因は多くあると思います。地元の方が直接スーパーへの納品をしていたり、市場が産地の開拓意欲がなかったり、今、部長からの指摘もありましたが、売買参加者の訴訟も市場の信用をなくす大きな原因だと思います。 この訴訟は、中央青果の業務の悪化、また、買受人も大きな損失を与えており、早期の解決が望まれると思います。 ここで質問ですが、この訴訟は、民間と民間の争いなので、今までどおり静観していくのか、それとも、これには取扱数量を伸ばすのに大きくかかわっておると思います。それとも、早期の和解を促していくのか、行政のお考えをお聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 今、お話がありましたように、この訴訟につきましては、民間対民間の訴訟になっておりますので、そのまま市としては見ていきたいというふうに思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) わかりました。 ことしの3月20日に、小野田中央青果代表取締役がかわり、市場の改革の第一歩が始まったと思います。そうした中、今後の取扱数量をふやしていく施策があれば具体的にお聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長
    経済部長河口修司君) 今年度の4月及び5月の実績から推測いたしますと、今年度におきましては、取扱高が減少することが予想されております。 開設者である市といたしましては、この状況を早期に改善したいというふうには考えております。卸売業者産地開拓等も取り組んでもらいたいというふうにも考えておりますが、まずは市場の正常化を行い、取引先からの信頼を取り戻すことが重要であるというふうに考えております。 現在、小野田中央青果におきましては、新代表取締役のもと、これまでの会社の運営状況、経営内容等を調査、分析をしているところでございます。この調査、分析によりまして、これまでの問題点を洗い出し、改善していくことが市場の正常化の第一歩だというふうに考えております。 また、市場の正常化には、卸売業者の努力だけでは限界があり、出荷者及び売買参加者の協力が不可欠であるというふうに考えております。この両者を含む市場関係者に協力を仰ぎながら、まずは市場の正常化を行い、取引先からの信頼を回復することが取扱高の増加の第一歩だというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 部長がおっしゃるとおりだと私も思います。やはり、産地への信頼回復というのは、資本の改善、正常化、これが一番だと思います。 これをできるだけ早く解決していただきたいと思いますが、特に、産地といっても農協への信頼回復についてはどのように取り組まれることを考えておられますか。お聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 農協につきましては、中央青果の株主でもあります。その関係もありますので、農協とは協議をしながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) わかりました。 昨年は本市場の委託販売比率が51%、買付販売比率が49%でした。これは取扱数量を扱うのに大変重要な数字だと思います。 平成30年はどのようになっていると予想されますか。当然、委託販売が増えるのが望ましいのですがお聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 平成29年度の取扱高におきまして、委託販売が51%、買い付け販売が49%とほぼ同じでありましたけども、平成30年度の委託販売の割合は下がっており、買い付け販売の割合は上がっているというふうに聞いております。 委託販売の割合が下がった原因といたしましては、本市への信頼が低下したことにより、委託販売しようとする出荷者、出荷物が減少したことが主な原因であるというふうに考えております。 買い付け販売には、青果物を所有するリスクが伴うものであり、卸売業者である小野田中央青果の経営改善のためにも委託販売の割合を上げていきたいと考えておりますが、そのためには、先ほど申し上げましたが、市場を正常化し、取引先からの信頼を取り戻すことが重要だというふうに考えておりますので、現在の市場の正常化に全力で取り組んでまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 今の部長の答弁の中で、買い付け販売の比率が上がっているということで、委託販売が減っているということなんですが、なぜ産地を開拓して産地からの荷物をふやしたほうがよいか。それには理由があります。 市場の販売には、先ほどからありますように委託販売買い付け販売があり、産地からの仕入れは委託販売が多く、手数料が確実に入ります。ちなみに、野菜は8.5%、果物は7%の手数料が入り、本来、市場はこの手数料で経営されるべきです。業者からの仕入れは、先ほど部長からもありましたように、大変なリスクを伴います。 ちなみに、買い付け販売比率が40%を超えると、経営上、よくないといわれております。本市に関しては、昨年は49%とちょっと危険な水域に入っております。 今後、青果物の仕入れについては、業者対応、もちろん買い付け販売を優先するのではなく、地元の生産者、産地を回り、意見交換をしていただき、信頼回復の努力をお願いし、委託販売の増加につなげていっていただきたいと思います。 また、先ほどから出ておりますが、市場と産地、業者間の取引を透明化し、日々の取引商品、価格に関して、市が積極的に介入していけるチェック体制を整えていただきたいのですが、こうした販売原簿チェックの必要性についてちょっとお聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 昨年度より専任の場長を配置いたしまして、販売原票チェック等も行っているところでございます。 しかしながら、市といたしましては、現在のチェック体制で満足しているわけではなく、改善していかなければならないところもあるというふうに考えております。 以上のような市場の管理、運営に関する事項につきましては、市場全体で協議していかなければいけないというふうに考えておりますので、今年度より設置いたします市場運営協議会におきまして、市場の関係者を含めた協議をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) こうしたチェックは毎日行っていただき、先日もありました外部監査の報告にもありましたが、取引内容そのものに疑義が生じます。ぜひともこういうチェック体制の改善をして、毎日、場長もおられますからしっかりとやっていただきたいと思います。 そのためには、ぜひチェック体制の改善にも取り組んでいただき、早期に市場を正常化し、産地、農協への信頼回復につなげていっていただきたいと思います。 それでは、次の(2)に入ります。いいですか。 ○議長(小野泰君) はい、どうぞ。 ◆議員(中岡英二君) 取扱高をふやす施策についてお聞きします。 本市の取扱高は、昨年4億4,000万円、平成30年度は3億1,700万円と、昨年対比の72%と落ち込んでいます。宇部も、もちろん取扱高は96.7%と落ち込んでいます。 ことしの3月議会で行った一般質問の中で、「買受人に対して平等性が保たれていないと買受人が安心して仕入れができない」と発言をしました。3月20日に代表取締役がかわり、買受人に対するこのような平等性は保たれておりますか。お聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 買受人に対する平等性は保たれているというふうには思っておりますが、まだ十分でないところがあるという御指摘がありましたら、その辺につきましては、今後も調査し、改善していきたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 私も4月25日に同僚議員小野田中央青果にまいりまして、販売原簿を見ました。昨年12月ごろは不明瞭なところもありましたが、今後も同僚議員と一緒に販売原簿チェックさせていただきたいと思います。 それでは、先ほど出ました取引協議会、これはどのように進んでいますか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 運営協議会でよろしいですか。(「はい、運営協議会」と呼ぶ者あり) 市場の運営協議会につきましては、8月を開催を目指しております。現在、準備を進めているところでございまして、条例規則の定めに従いまして、該当する方に運営協議会の趣旨を御説明し、委員としての就任の御依頼をしているところでございます。 公募委員につきましては、7月1日の広報で募集を開始することとしておりまして、広報に募集を掲載することになっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) できるだけ早急に立ち上げて、市場の改革につなげていってください。大変大事な事業だと思います。 この市場改革には、いろんな立場にある市場関係者の協力が私は必要だと思います。ぜひとも市がリーダーシップを発揮し、この改革を早く推し進めていただきたいと思います。そして、できるだけ早く買受人、大手スーパーの信頼を回復することにより、取扱高につなげるよう、皆で一丸になってこの苦境を打破していきたいと思っております。 3番目、続いていきます。 市場の管理運営についてお聞きします。 山陽小野田地方卸売市場条例第37条で、「卸売業者は、市場における卸売の業務に関し出荷者又は買受人に対して不当に差別的な取扱いをしてはならない。」とありますが、先ほどもそういうことが3月20日以降なされていないということなんですが、買受人に対しての差別は、学校給食センター青果食材を納品している2つの組合に対しても平等性は保たれていると思われますか。価格操作等が行われたことはありませんか。お聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 以前にもそのような御指摘がありまして、当時の小野田中央青果代表取締役と協議を行い、詳細は申し上げることはできませんけども、誤解が生じないよう改めたところでございます。 しかしながら、現在においてもそのようなことがあるのであれば調査し、先ほど申し上げましたように、必要であれば改善するよう指導していきたいというふうに考えております。 また、ほかの売買参加者についても差別的な取り扱いはあってはならないことと思っております。市場の運営についての問題につきましては、市場全体で協議をしていかなければいけないと考えておりますので、先ほど申し上げました市場運営協議会においても協議してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 私も先日、販売原薄をチェックさせていただきました。その中で、原薄の中で、元数量が入っていませんでした。元数量がわかるように様式変更していただきたいと思います。 この元数量というのは、必ず産地から100ケース入ったら100ケース入ったという、そういうのがわかるようにしていただかないと、仮にその数量が100入っても、90ケースだったら10ケースはどこに行ったのか、どういう扱いになったのか、そういうところがすごく疑問になります。それこそ、疑義の生じる原因の1つになります。 そこで、元数量がわかるように様式の変更をお願いいたしましたが、多少の経費がかかるということなんですが、改善に取り組んでいただきたいんですが、その辺をもう一度お聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 元数量が記載がないという御指摘でございますので、これにつきましては改善をしていきたいというふうに、今のところ、まだ様式的には改善されておりませんけども、とにかく記載ができるような形をとって改善していきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) これは、お金をかけなくてもできることだと思いますので、早めにやってください。 これからも、何度も言っていますが、販売原薄のチェックは毎日しっかりやっていただき、不正が起これば、起こってはいけないんですけど、直ちに報告し、行政のほうに速やかな改善に向けて動いていただけるようお願いいたします。 それでは、次に市場管理の運営の中で最も大事な、卸売業者は卸売の相手方として買い受けてはいけないという条例第40条があります。本市におきましては、小野田中央青果が100%出資しております小野田青果販売会社存在そのもの条例違反です。小野田青果販売が今でもなぜ存在しているのかお聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 株式会社小野田青果販売につきましては、令和元年5月末をもちまして、業務を停止しているところでございます。 地方卸売市場条例にも、売買参加者としての業務を廃止しようとするときには遅滞なくその旨を市長に届け出ることが義務づけられておりますので、そのように指導していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) それでは、小野田青果販売買い付け番号115番はどうなっていますか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 今現在は、そのまま残っているところでございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) できるだけ早く廃止の方向に、青果販売と同時に115番も廃止してください。 廃業ということですが、そのあとの新しい組織、青果販売がやられていた業務、そういう引き継ぎというのはどうなっていますか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 以前もちょっとお話しましたが、青果販売を通じての業者に対しては、聞き取りをして、今後どういうふうな対応をしていくかという御相談を受けながら対応しているというふうにお聞きしております。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) この件は、もう少しあとで詳しくお聞きします。 同僚議員から指摘のありました青果販売のレッテルの件や中央青果がいまだに商品を販売している件については、明確な事実解明が必要だと思います。また、どのようにして大口の取引先、引き継いだ取引先が今でも中央青果なのか、小口の取引先はくじで買受人業務が引き継がれましたが、そのような説明をしていただけますか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 済みません。ちょっとその辺の話は私は存じておりません。申しわけございません。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) これも議場ではなく、今、資料がないということなので、後日また御説明を聞きます。 それでは、条例第51条についてお聞きします。 これは買受人の支払い義務が速やかと変わりましたが、その後、どのように改善されましたか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 第51条につきましては以前も御質問がありましたけども、速やかにということで、他の条例等も参考にしながらそこを変更していったというふうなことをお聞きしております。 これにつきましては、今、状況はそのままになっておりますが、できるだけ早い時期に対応するということでやっているところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) そのままということですが、これは本当に大事なことだと思います。この条例どおり、速やかにしていただきたいと思います。 そこで、市場の管理運営上、最も大事な売掛金、買掛金、差入保証金の推移について、平成24年から平成31年までについてお聞きします。 まず、お手持ちの資料1、その裏に2があります。 この資料1は見てのとおり、売掛金、買掛金、差入保証金の推移です。平成30年度の決算書が出ていないのでわかりませんが、平成29年度まで書いております。売掛金は平成29年まで、平成24年3,372万円あったものが、平成29年2,455万円と減少していますが、平成29年にその他の売掛金1,495万円がありました。これは回収できましたか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) それにつきましては、回収されつつあるということでございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 商売ですので、お金の話は大変重要だと思います。売掛金があるということは、条例違反が現在も継続している可能性があると。 また、条例改正以降は、毎回、規定どおりのサイトで速やかに支払いが行われていない可能性があると。それ以前の売掛金残高の返済計画が提示されておるかどうかお聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 売掛金につきましては、今、契約をつくっておりますが、買掛金については今から契約をつくってきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 売掛金が平成30年どうなっているかは、また後日お聞きします。 それでは、買掛金についてお聞きします。 平成24年1,108万円、平成29年2,478万円と2倍以上にふえております。なぜこんなに急激に増加したのかお聞きします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 中央青果におきましては、買掛金の減少については取締役会において協議されるところでございます。 これにつきましても、運営の状況につきましては、また、調査、分析をするところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) この金額は、2,478万円というのは資本金の額を超えています。これは大変深刻な問題だと思います。売掛金があることですし、市場そのものに不利益を生じています。 また、この買掛金をどのように返済していく計画があるか、また、なければ御返答はいいですけど。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 今、ちょっとお答えすることができません。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) これも平成29年度の話なんですが、1社で2,123万円もの買掛金が残っております。平成30年度に改善されたかどうかは、これも大事なことだと思いますので、後日お聞きします。 ここで問題なのが、差入保証金です。平成24年300万円だったものが、平成29年1,780万円とふえております。そのうち、1社に平成25年1,500万円もの差入保証が出されていますが、この経緯について、もしわかれば教えてください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) 差入保証金につきましては、現在、小野田中央青果株式会社の取締役会におきましても協議をされているところでございます。 詳細につきましては申し上げることはできませんが、市といたしましても、条例に規定がございますので、卸売市場は、出荷を誘引するために出荷者に対して保証金を差し入れることができるというふうになっていることは存じておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 差入保証金は、これをちょっと説明しますと、産地や仕入れ先の前払金です。ちなみに、その額は全国的な大産地で2,000万円というところもあります。平均的には、皆さん御存じの大産地で500万円から600万円の前払金になっております。ちなみに、農協への差入保証金は250万円です。 それに対して、1社に対しての差入保証金1,500万円というのは、これは異常な金額だと思います。当時を推察すると、1,500万円も差入保証を出す余裕はなかったと推察されます。 この差入保証金1,500万円、平成27年に外部監査の中で返金されているのではないかという不明瞭なところがありましたが、その辺の解明をぜひとも早く手がけていただきたいんですが、その辺の解明、どのように考えておられますか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長河口修司君) それにつきましても、取締役会の中で協議していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 決算書がまだ出ていないんですが、小野田中央青果の平成30年度の決算報告、また、小野田青果販売の廃業に伴うかなりの赤字が予想されると思います。その責任の所在を明確にしていただき、小野田中央青果を存続させるためには、議会も行政も大きな決断が必要だと思います。一旦リセットして、前向きな改善に向けて取り組む協議をしていければと思います。 1は以上です。 ○議長(小野泰君) 続けてください。 ◆議員(中岡英二君) それでは、次に、本山岬公園の今後の取り組みについてお聞きします。 (1)で、くぐり岩周辺の今後の環境整備とPRについてお聞きします。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) おはようございます。それでは、私からは、くぐり岩周辺の今後の環境整備についてお答えいたします。 本山岬公園は、市の最南端に位置し、周防灘に突出している都市公園です。海岸には、浸食や風化によって奇岩が形成されており、干潮時にしか近づくことのできない「くぐり岩」があります。 昨年開催された山口ゆめ花博において、山陽小野田市をPRしたときの写真パネルに、このくぐり岩が展示されたことで注目され、特に夕日が沈む時間帯の観光客が増えている状況にございます。 このくぐり岩の活用については、庁内で協議を始めておりまして、本山岬公園の整備や案内板の設置、情報発信の手法について、地元関係者の御意見も伺いながら検討を進めているところです。 また、訪れた観光客に少しでも満足していただけるように、4月と6月の2回ですが、地元関係者のボランティア、それから、指定管理者、市職員で海岸清掃を行い、環境美化に取り組んだところです。 観光客の方からは、「本山岬公園へ行く道がわかりにくい」と、こういう御意見がございますので、まずは県道からの入口へ案内板を設置することを検討しております。 今後の取り組みとしましては、展望台からの景観改善や狭い道路での離合箇所を検討したいと思っております。また、観光客数の動向を踏まえて、将来的には駐車場の整備やトイレの整備等も検討したいと思っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉井地域振興部次長。 ◎地域振興部次長(吉井明生君) おはようございます。私からは、くぐり岩周辺のPRについてお答えをいたします。 本山岬公園のくぐり岩は、以前から地元の方々が熱心に環境整備やPRに取り組んでいただいておりましたことから、近年少しずつ写真撮影等を目的とした観光客が増加してきたところでございます。 また、昨年9月から11月に開催された山口ゆめ花博をきっかけに注目度が上がり、県観光連盟が開設した観光プロモーション動画配信サイト「やまぐち映像図鑑」でドローンによる空撮映像が配信されると、干潮時には駐車場に車がとめられない日があるといった人気の観光地となってまいりました。 市といたしましても、新しく観光ポスターのモチーフにくぐり岩を採用したり、昨年末にリニューアルした公式ホームページにおいて、大きな写真や独自に制作した動画を掲載する等で露出を高めるとともに、旅行会社を訪問する際にも情報提供を行うなど、誘客に努めているところでございます。 また、観光協会と協力して、公園内の案内表示板の充実、整備を行うことといたしまして、地元の方々との調整も行っているところでございます。 今後も、関係部署や関係団体と連携し、PRに努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 森部長が言われたとおり、来られた人が道がわかりにくいとか、道路が狭いとか、トイレが汚いとかありました。また、いろんな形で今、シティセールス課のほうでPRしていただいていますが、その辺の環境整備はまだ整っておりません。これも今から取り組んでいただけると思いますが、ぜひとも早急にやっていっていただきたいと思います。 そこで少し、本山岬の景観もきれいですけど、歴史のあるところということを皆さんに紹介したいと思います。 本山岬は、今でも6世紀末の須恵器が時折海岸に打ち上げられています。また、宇部層といわれる2億5,000万年前、3億年前の新生代の地層である礫岩、砂岩層の地層があらわれる古い歴史とつながっている場所です。 本山岬沖は、江戸時代に船の運搬輸送の要衝でした。沖の瀬という1キロくらいあります瀬があり、難所といわれていました。そこで、1690年に桜井作衛門が居能番所からこの地へ赴任し、警護に当たられたといわれております。 また、本山は明治30年ごろから炭鉱のまちとして栄え、昭和初期、岬の離れた場所にくぐり岩がありました。昭和11年にはくぐり岩が崩落し、現在のくぐり岩とは少し違ったものになっております。 この本山岬は、先ほど言いましたが景観も美しい場所ですが、今でも1300年前の歴史とつながっておる大変価値あるところだと思います。 本山岬は、本当に皆さんのくぐり岩のPRのおかげで厚狭駅にも展示されていますし、先ほどもありました花博でのパネルを展示されて、多くの観光客が来られております。ぜひとも環境整備を整えていただきたいと思います。 このくぐり岩周辺の管理は、今、地元の本山会というところがやられております。昨年の3月、ことしの3月に大がかりな環境整備を行い、見違えるほど景観がよくなりました。昨年の12月には、くぐり岩に手すりをつけていただきました。これは大変皆さん助かっておるといわれております。 地元の方主導で、今までブラッシュアップされてきたところだと思います。再度、地元の要望といたしまして、先ほどもありました道案内の看板の早期の設置、駐車場までの道路の拡幅をしてほしい、3番目に駐車場の拡張、今現在は10台ぐらいしかとめられません。 本山岬公園の展望から公園があります。その上からの眺望がすごくいいんですけど、今、竹がすごく伸びております。そういうところを早期に取り組んでいただきたいです。 そこで、こうした公園を維持管理し続けるには、指定管理者の役割が大変重要だと思っております。先日、6月6日には、地元住民、指定管理者、市職員の皆さんで草刈り、木の伐採を行われ、大変景観が変わりました。 そこで、小野田南部地区都市公園施設指定管理業務仕様書に基づいて、本山公園の維持管理についてお聞きします。 まず、指定管理者の本山岬公園の管理面積は3.5ヘクタールですが、具体的にはどのような範囲ですか。これは資料3のほうに掲示しております。これをちょっと明確にしておきたいので、再度部長のほうにお聞きしますが、資料3はわかりますか。部長、ちょっと説明していただけますか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 今、議員からの資料もつけていただいておりますが、これが公園の計画決定している範囲でございます。これが3.5ヘクタールとなっておりますので、指定管理者に、今、協定で結んでいる3.5ヘクタールというのはこの範囲ということになります。当然、くぐり岩の部分も含まれた範囲です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) わかりました。 意外と本山公園の管理というか、上の公園はよく意識されますけど、おりて下の右の竹の伸びたところとか、あの辺の維持管理というのは今までできておりませんでした。最近、皆さんでやっていただいたんですけど、これを業者の方も、指定管理者の方もしっかりと意識してもらい、維持管理、これは管理者だけではないです。地元も、行政も、指定管理者も、三位一体でこの公園を管理、維持していければと思っております。 そこで、公園施設維持管理業務基準書の中で、この中には、園地の管理と樹木の管理というのがあります。この辺をどのようにされているかお聞きします。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) これは標準的な回数としては協定を結んでおりまして、園地、樹木、これについては、指定管理になる以前から本山公園のほうは市の施設管理公社、そういうところで管理しておりました。この指定管理に引き継ぐ段階で、その当時の仕様に基づいた見積もりをもらい、それをもとに協定金額を設定しております。 現在、指定管理者の中で作業をされている方も、その作業員の方も引き継がれておりまして、当時からの環境整備というか、公園整備の部分をそのまま引き継いでいるという状況でございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 当時とはいつごろの話ですか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 施設管理公社がなくなったのが平成20年の時期です。それまではそういう形でやっておりました。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) この園地管理、樹木管理には、具体的に書いてあります。トイレ掃除、駐車場の清掃、園地内の点検、これは週1回やってくれということで、草刈り等も基準がはっきり明記されております。この辺をしっかりと業者の方も引き継いでいただき、特に、この協定書の中にも不定期に台風が来たとか、木が倒れたとか、そういうことにはすぐに対応していただけるという文言も書いておりますので、その辺も徹底してやっていただきたいと思います。 こうした中で、本山岬、特にくぐり岩に観光客が激増しております。このくぐり岩周辺地域の観光化を市長はどのようにお考えかお聞かせください。 ○議長(小野泰君) 藤田市長。 ◎市長(藤田剛二君) くぐり岩につきましては、ずっと注目をされた方も多かったんですけど、特に昨年からその辺の機運が盛り上がったのかなと思っています。 1つは、小野田青年会議所がフォトコンテストをされまして、その最優秀作品がくぐり岩でございました。ほかの応募作品もくぐり岩の写真もあったかと思うんですけど、改めて、生で見てもいいんですけど、写真等も大変写り映えするということが確認できました。 また、昨年の観光プロモーション調査事業におきましても、このくぐり岩を地域ブランドが強く感じられる場所であるというコメントをいただいておりますし、モニターツアーに参加された方も、実際、現場を見て感動したというコメントも記載してございました。 我々も大切にしたいと思いますけども、第三者の方といいますか、外から見た御意見も大変貴重なものであるということを受けまして、先ほどから御紹介していただいていますけれども、くぐり岩を使っているポスターを、新幹線の厚狭駅を含めて、今、300枚、庁内を含めてですけど、至るところで張らせていただいているという状況でございます。 これからしっかり市内外の皆様方にPRしていきたい、あわせて環境整備も必要だということで、これはやっぱり歩調を合わせながら進めていく必要があるということでございます。 ちょっと大がかりな予算につきましては年次的な計画になりますけども、今、目の前ですぐできることはやろうということで、庁内協議をしまして、必要最低限の看板の設置とか、その辺は今、協議を進めておるところでございまして、少しでも来られた皆様方に御不便を感じさせることがないようにしていきたいというふうに思っております。 市内、いろいろなところで地域特性といいますか、魅力あるスポットがある中の1つとして、このくぐり岩を大切にしてまいりたいと考えます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員
    ◆議員(中岡英二君) ありがとうございます。ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいと思います。 それでは、(2)の今度は竜王山公園の今後の自然環境とPRについてお聞きします。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) それでは、竜王山の自然環境整備についてお答えいたします。 御承知のように、竜王山は自然の宝庫となっております。春には、山全体を淡いピンクに染める桜が咲き、県内有数の桜の名所として知られております。 また、5月下旬から6月上旬ごろにかけましては、広範囲で発生しますヒメボタル、この生息状況は全国的に見てもまれであり、非常に貴重なものであると認識しております。毎年、この時期には多くの方がヒメボタルの鑑賞に市内外から来られておりますので、ヒメボタルの保護、また、鑑賞者の安全のために、地元関係者、ボランティアで協力してやられておりますが、指定管理者、市職員が協力しまして、竜王山の車両通行どめを行っているところです。また、昨年度より地元ボランティアによるヒメボタル鑑賞スポットガイド、これも行われておりまして、今年度の通行どめ期間中の来園者数は過去最多となっております。 秋には、竜王山に群生するサワヒヨドリの匂いに誘われて、旅するチョウでありますアサギマダラが飛来します。 また、山頂からの眺望もとてもすばらしく、特に夜景の鑑賞に多くの方も来られており、さらに竜王山を色とりどりに染める山野草の鑑賞も多くの方が楽しんでおられます。 このように自然の宝庫である竜王山公園を将来に引き継いでいけるよう、地元の自然観察指導員の方とも協力していただきながら、管理の方法もあわせて、引き続き適切な維持管理を行っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉井地域振興部次長。 ◎地域振興部次長(吉井明生君) 私からは、竜王山のPRについてお答えします。 竜王山は豊かな自然に加え、せとうち夢海道50景、日本の夜景100選に認定されている眺望、オートキャンプ場といった魅力的な素材が複数あり、四季を通して、観光客が訪れる本市を代表する観光地でございます。 このため、これまでも観光協会や地元の方々にも御協力いただきながら、観光協会ホームページやフェイスブックにおいて、花だより、ヒメボタル、アサギマダラ等のタイムリーな情報発信や、竜王山ネイチャーツアーの支援等を行ってまいりました。 また、旅行会社等へ対しては、麓にあります焼野海岸のきららガラス未来館、きらら交流館等とあわせて一体的な売り込みを行い、旅行者の目的に応じて、さまざまな楽しみ方を提案できるエリアとして誘客を行ってきたところでございます。 今後も、関係部署や関係団体と連携して、より魅力的な体験プログラムの提案等を行いながら、PRに努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 今、竜王山のことを大変詳しく御説明していただきました。私もヒメボタルの車両通行のほうには、この数年来、参加させてもらっております。ことしは特に多く、先ほどもありましたが、過去最高で1,682人の方がヒメボタルを見に来られております。大変、ことしはヒメボタルがよく見られて、皆さん「よかった」と言って帰っていかれます。行政の方もしっかり協力してもらっていますし、指定管理者の方も何人か来られて、こういう交通整理等に当たられております。 こうした皆さんの御協力で、この竜王山、46ヘクタールと大変広いです。これを指定管理者の方が管理されておりますが、桜の管理とか、その辺の虫食いとか、その辺がわかれば教えてください。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 桜につきましてはソメイヨシノがほとんどなんですが、桜もかなり古くなった木も多くあります。御存じのように、今、てんぐ巣病というのがかなり広がっておりまして、市としても対策はしていますが、なかなか広がり方が激しくて、実際、てんぐ巣病だけではだめということで、大きく市のほうで大規模環境美化事業、これに数年前から取り組みました。 これは、毎年、てんぐ巣のひどい部分の枝を落としたり、ものによっちゃ根元から伐採するなどして、ただ、減ったものについては、2年に1回ですが、ある程度また植えていくと。今度はてんぐ巣に対して強いエドヒガン等の種類を植えるような対策を取っておるところでございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 指定管理者の方も、この広い公園、よく管理されていると思います。 今後は、協定書も多少改善していきながら、とにかく地元の方と管理者も協議しながら、どこを早めにやったらいいのか、広いですから、やはり地元意見を聞いていただき、優先的に管理整備していくところを決めてやっていただきたいと思います。 以上です。ありがとうございます。 次にいきます。 ○議長(小野泰君) 続けてください。 ◆議員(中岡英二君) 3つ目は、花によるまちづくりについてお聞きします。 まず、花壇コンクールの取り組みについてお聞きします。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) それでは、花壇コンクールの取り組みについて御回答申し上げます。 本市では、花の育成を通じて地域の結びつきが強まり、協働によるまちづくりが進むこと、市内にたくさんの花が咲いて、華やかで明るいまちになることを目指して、花いっぱい運動を進めております。 花壇コンクールは、この運動の一環として、春と秋の年2回開催しております。昨年度は、春のコンクールに23の個人、団体、秋のコンクールに35の個人、団体に御参加いただきました。この中で、参加者同士が種を交換したり、生育のアドバイスをしたりと交流が行われており、ことしの春の花壇コンクールでは、花の種類や配色など、さまざまな工夫をした個性豊かな花壇がふえて、審査員も驚くほどのすばらしいできばえでございました。 花壇コンクールの開催案内や結果の公表は、その都度、市の広報紙やホームページに掲載しており、報道機関からも種まきや苗配布、コンクールの審査の様子などを含めてしっかりと報道していただいております。 ここ数年は、参加者数は少しふえているか、横ばいで推移しております。 もっと参加者がふえるように、参加申込書を簡素化し、花壇をつくる方々に配布する苗を育てていただいてる団体には、花の色や種類を変えたりできないか話してみようと思います。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) この花壇コンクール、春、秋に行われている市民参加型の花壇コンクールは、花によるまちづくり、先ほども部長のほうからありましたように、花育を広げていくのにすごくいいきっかけとなる大変いいイベントだと思っております。 先ほども言われましたけど、今後も参加のしやすいように、いろんな企業等に呼びかけていただきたいと思うんですが、これからの企業や公共施設への参加の呼びかけというものは、どのように考えておられますか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 先ほど申しましたように、市民や企業の皆様方には市のホームページ、あるいは広報紙といったものが、市がよく採用しておる方法でございますので、そういったことはしっかりしなければならないし、報道機関のほうにもできるだけ記事として載せていただけるように働きかけるということもさせていただきますが、そのほか、現在、市内の6つの公民館でガーデニング教室を開いておりますので、そこでも受講者の皆様方に強く花壇コンクールへの参加というものを今後は呼びかけてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) わかりました。ありがとうございます。 人口は違いますが、宇部では、1958年に第1回の花壇コンクールが行われております。そのときの参加団体は20です。そして、この2018年秋の花壇コンクールには114回目を迎え、180団体もが参加されています。これは宇部のことなんですが、その内訳は個人が5名、企業、病院、老人ホーム、これが43団体、小・中・高等学校が31校、自治会が83団体、公共施設17団体となっております。 最近では、庁内にガーデン推進グループを市役所の中に組織され、花によるまちづくりに本格的に取り組まれております。また、こういったガーデニングシティ宇部という、こういう構想を1冊つくられて、これをもとにやられております。また、2020年には、ガーデンマスターを市民から募集されるということです。 宇部の市役所の前もバラ園、新天町のバラ商店街、宇部空港のバラ園は、大変多くの方が鑑賞に来られています。本市の江汐公園のバラ園、あじさい園、つつじ園も大変多くの方が来られております。 また、宇部には宇部小町というバラもつくられて、庁内で販売されているのを聞きましたけど、ちょっと売り切れの状態でした。 花によるまちづくりにおいても、持続的により広い分野で多くの方々が参加していただけるような体制づくり、公共施設の活性化や企業のイメージアップにつなげていただきたいと思います。 特に多くの方が来られる市役所の本庁の花壇の整備をまずは始めていただきたいと思っていたのですが、いち早く総務課の方がマリーゴールドを植えられておりました。部長と私の考えが一致したことに少し驚いておりますし、大変うれしく思いました。ぜひとも市役所前の花壇を維持管理していただきたいと思っております。 市役所の本庁は市民に寄り添い、行政サービスをする場所です。市の顔でもあります。玄関前のきれいな花々は訪れた方々の心をなごませ、それは市の、きっといいイメージアップにつながると思います。 ひとつ提案ですが、この花壇コンクール、もっと参加部門、小学校の部門とか、中学校の部門、高校の部門、企業の部門、名人部門、その辺の参加される方がもっと励みになるような部門をつくっていただきたいと思います。 平成30年には、69万2,877円と少ない決算予算の中で行われた事業です。春、秋のサルビア、マリーゴールド、ノースボール、キンセンカ、サワヒヨドリの苗の配布総数は3万3,559本、122団体へ配布されております。 この苗は、厚狭地区(後刻「厚陽地区」に訂正)の緑と花の推進協議会の皆さんと、厚狭小学校(後刻「厚陽小学校」に訂正)の児童が世話をして高さ15センチから20センチになった苗を協議会の皆さんと厚狭小、中学校(後刻「厚陽小中学校」に訂正)の生徒の皆さんが各団体へ提供されております。また、障害者支援施設のみつば園の皆さんも苗を配布されております。 こうした方々の大変な努力でこれまで進められた事業だと思います。予算ももう少し増額していただき、この花壇コンクール参加団体の拡大と、ますますのまちの活性化につなげていただきたいと思います。 昔、本市も宇部も炭鉱で栄えた時代は、日本でも有数の大気汚染や公害に悩まされたまちです。先人が緑化運動に努力され、今日の住みよい環境がつくられたと思います。 花育も日常生活に花や緑が溶け込んで進んでいくといいと思います。また、高齢者の方々の楽しみにもつなげられたらと思っております。 ぜひとも花づくりの花によるまちづくり体制、しっかりと整えていただき、花壇コンクールの広がりにつなげていただきたいと思います。 それでは、続きまして4番のほうに入ります。 10月に行われますオレンジ月間の取り組みについてお聞きします。 本市のイメージカラー、オレンジと、その調和性、親和性が高く、若者に人気のハロウィンイベントの実施事業の具体的な内容についてお聞きします。 ○議長(小野泰君) 吉井地域振興部次長。 ◎地域振興部次長(吉井明生君) ハロウィンイベントに関するお尋ねにお答えいたします。 この事業は、市のイメージカラーであるオレンジとの親和性が高く、若者に人気のハロウィンに着目し、官民一体となってオレンジやハロウィンを演出に生かしながら、本市の魅力をPRするイベントを実施することで、本市の認知度の向上や交流人口の増加、観光消費額の拡大を図るとともに、かかわった全ての者に、本市に対する誇りや愛着等を醸成しつつ、観光・交流分野にかかわる担い手を確保するなど、観光・交流の風土づくりを行うことを目的として実施するものであります。 これまでの進捗状況でございますが、まず、4月24日に市の10の部署をはじめ、商工会議所や青年会議所、観光協会、山口東京理科大学及び同大学の学友会、その他イベントに関係する民間企業等を含む計22の機関で構成するハロウィンイベント実行委員会、「スタジオ・スマイル」が設立されました。 そして、小野田青年会議所、小野田商工会議所青年部及び山陽商工会議所から選出された委員を、正副の会長とする若者中心の役員体制が承認されました。 また、10月20日、日曜日に、おのだサンパークにおいて、プロジェクションマッピングやステージショー、マルシェ等の参加型イベント「スマイルハロウィン・パーティー」の開催と、オレンジ等への関心を高めながら、市内各所で開催される観光・交流イベントへの参加や、市内の商業施設等での消費拡大を促進するオレンジ月間の推進の2つを柱とする事業計画と、これに係る約1,100万円の収支予算が承認をされました。 このほか、スマイルハロウィン・パーティーの目玉となるプロジェクションマッピングにつきましては、過去県内で上映された大規模なプロジェクションマッピングのほとんどが東京や福岡等の事業者によって制作されている中で、映像作品のプロデュースや企画演出等を一手にこなされた実績をお持ちの貴重な県内在住者であり、脚本家、演出家、プロデューサー等としても県内外で御活躍中の品川能正氏に制作の総指揮を依頼することが決定をしております。 なお、品川氏には、イベント全体のコーディネーターとしても御指導いただくこととなっております。 現在、実行委員会では、事業計画に定められたさまざまな事業について、作業部会を組織して役割分担を行い、コーディネーターからさまざまなアドバイスをいただきながら企画の詰めを行いつつ、関係機関への協力を依頼するなど、10月のイベント実施に向けた諸準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 内容としては、本当にわかりました。 私も数年前、ハウステンボスで、家族でプロジェクションマッピングの上映を見て、大変感動した覚えがあります。 そこで、事業内容はわかりましたが、このスマイルハロウィン・パーティーをどのようにPRしていかれるのかお聞きします。 ○議長(小野泰君) 吉井地域振興部次長。 ◎地域振興部次長(吉井明生君) PRにつきましてのお尋ねにお答えをいたします。 まず、オレンジやハロウィンにちなんだ特別サービスを提供してくださる協賛事業者やイベントにオレンジ等の演出を加えて一体感を醸成してくださるイベントの主催者と協力者のほうの確保をするためのPRについてでございます。 これまで、実行委員会の構成員である小野田、山陽の両商工会議所や観光協会のほか、料飲店組合や厚狭、小野田両駅前の商店会の代表者の方に事業の趣旨や概要を説明し、協力を求めております。 現在は、個々の事業主の方に対して、具体的な協力を求めるための準備を進めているところでございます。 また、イベント主催者への協力依頼でございますが、ことしの10月に開催されるイベントを洗い出し、こちらも個別に協力依頼をするための準備を行っているところでございます。 次に、集客に向けてのPRでございます。 オレンジ月間は、ハロウィンイベントの2つの柱のうちの1つであることから、もう一つの柱であるスマイルハロウィン・パーティーともあわせて一体的にPRをしていく予定でございます。 まず、PRの開始時期につきましては、初めての取り組みであり、まだまだ認知度も低い状況でございますので、可能な限り、早い段階でPRを開始すべきと考えているところであり、できれば夏休み前の時点から段階的にPRを開始できればと考えております。 また、PRの方法につきましては、ポスターやチラシ、専用ホームページの作成のほか、メインターゲットである若者を意識して、PR動画を制作してユーチューブにアップロードしたり、ツイッターやインスタグラム等のSNSを活用することも検討をしております。 このほか、実行委員会の構成機関が有する会報等の既存の情報発信媒体の活用や、市が9月14日に山口市の維新みらいふスタジアムにおいて、レノファ山口のホーム戦の際に実施する山陽小野田市サンクスデー、観光協会が参加する9月20日のひろしまバスまつり等のPR事業においても、積極的にイベントの情報を発信することとしております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) PRに関することも大変わかりましたが、その予算の中で、支出総額が1,100万円の中で、PRに係るお金、先ほど言われましたイベント告知用の動画制作に16万2,000円、その他の広告事業に35万円とPRに係る支出が全体の4.6%で少ないと私は感じております。これはこれでいいんですが、できるだけ全国へ発信して、山口県内もしくは宇部、山陽小野田地区、広く皆さん来られるように、そのPRに取り組んでください。 それでは、先日、芸術文化アドバイザーという方が5人ほど任命されましたが、これは実行委員会の中に参加されておりますか。 ○議長(小野泰君) 吉井地域振興部次長。 ◎地域振興部次長(吉井明生君) 現在のところ、実行委員会のほうには入っていらっしゃいません。 以上です。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 相談とか、スタッフの形でそういう方のアドバイスを聞かれますか。 ○議長(小野泰君) 吉井地域振興部次長。 ◎地域振興部次長(吉井明生君) まだまだ実行委員会の中でいろいろと企画を詰めている段階でございまして、どのような素材を取り上げるかということに関連してくるのかなとも思っておりますけれども、今の予定では、ガラスであったり、かるたであったりというものは、しっかりとPRしていく予定ではございますので、そういったものの中に関しましても、アドバイザーの方の御意見等はしっかりとお聞きしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 最後になりますが、私はオレンジ月間での取り組みで1つ提案があります。 10月は本市で一番きれいな夕日が見られる時期だと思います。本市の夕焼け、フォトコンテストを実施してみてはどうか。ことしは無理にしても来年、市内各地の夕焼けをテーマにしたスマホ撮影のフォトコンテストの実施を提案します。ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。 こうしたハロウィンイベントとか、花の振興について話したのは、この山陽小野田市に住みたくなるまちづくり、特に若い女性が住みたくなるまちづくり、これにつなげていけたらとの思いからです。 これで一般質問を終わります。(中岡英二君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で中岡議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(小野泰君) ここで若干の休憩を挟み、10時50分から再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 それでは、休憩いたします。────────────午前10時41分休憩午前10時51分再開──────────── ○議長(小野泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 中岡議員。 ◆議員(中岡英二君) 先ほどの質問の中で訂正がありますので、ここで訂正させていただきます。 花壇コンクールの中で、「この苗は厚狭地区緑と花の推進協議会」と言いましたが「厚陽地区」、それと「皆様と厚狭小学校の児童」と言いましたが、これも「厚陽」、これに訂正させていただきます。 ○議長(小野泰君) 一般質問を続けます。 次に、16番、水津議員。(水津 治君質問者席へ) ◆議員(水津治君) 会派令和の水津でございます。よろしくお願いいたします。 一般質問の前に通告書に誤りがありましたので、訂正をお願い申し上げます。よろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) はい、どうぞ。 ◆議員(水津治君) 1番目の、成年後見制度利用促進についての中で、「国基本計画による中枢機関設置への取り組み状況を聞く」とありますが、正しくは、「中核機関」ということで、私の誤りでありますので、「中枢」を「中核機関」に書きかえてのお願いでございます。よろしいでしょうか。 それでは、1番目の、成年後見制度利用促進について、本市ではこれに係る国の基本計画による中核機関設置への取り組み状況をお聞きしたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(小野泰君) 答弁を求めます。兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) おはようございます。それでは、私のほうから成年後見制度利用促進についてお答えを申し上げます。 高齢化に伴う認知症高齢者の増加によりまして、今後、地域での生活が困難になったり、権利擁護が必要な方が増加すると推測される中、成年後見制度の利用促進することは認知症など判断力が低下した高齢者の方が住み慣れた地域で人生の最期まで尊厳のある生活を継続するための重要な支援であると同時に、本市が進めます地域包括ケアシステムの充実、推進に不可欠であるというふうに考えております。 このような中、国は成年後見制度の利用促進に関する法律を定め、それに基づき成年後見制度利用促進基本計画の策定を行い、市町におきましても国の計画を勘案し、成年後見制度の利用の促進に関する施策について、基本的な計画の策定や成年後見機関中核機関の設置に努めるように求めているところでございます。 現在、山口県内ではまだ計画の策定及び中核機関の設置をしている市町はございませんが、本市におきましてもまだ設置には至っておりません。現在、県が開催する会議での情報収集や他市町との担当者レベルでの意見交換、また家庭裁判所、弁護士会、司法書士会など関係機関との勉強会、担当者間の協議などを行っているところでございます。 市といたしましては、成年後見制度の普及啓発をはじめ、支援を必要とする方が適切なサービスを利用できるような仕組みづくりが必要であると考えておりますので、国や県の状況を踏まえまして、近隣市や関係機関とも連携し、本市の実情にあった取り組みについて検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 今から検討されるということで今、答弁があったように思います。この中核機関設置等への、これは法律、国の基本計画の中で義務でしょうか、努力目標であるか、どちらかお尋ねいたします。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) この法律は、平成28年4月に制定をされました成年後見制度の利用促進に関する法律に基づき、国及び地方公共団体に利用促進に関する施策を策定し、実施する責務は定められました。 この法律の第12条の規定に基づきまして、平成29年3月に国が成年後見制度利用促進基本計画を策定いたしまして、令和3年度までに市町村において基本計画を策定するとともに、中核機関を設置するように努めるということが求められております。努力義務でございます。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 先週の新聞に、私が購読しております読売新聞の1面に、認知症施策推進大綱を決定したという次に、成年後見制度の総合窓口となる中核機関を2021年度までに全ての市町村に設置することを打ち出したという、大きな文字が出ておりました。今お話がありましたように、この制度は全国どこに行っても、日本国民はこの制度を利用できるというふうにしなさいというふうに、私は個人的に理解をしているところでございます。 そして、今お話がありましたように、この基本計画は2021年、令和3年までにこの計画を各市町村は、項目によって達成しなさいよということを、今お話があったように思います。 この中核機関の役割というものを、どういった役割を国は示しているでしょうか。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) この中核機関の役割としては、この成年後見制度の制度ができましたのが、確か平成12年だったというふうに記憶しております。法律はできたんですけれども、これが実は利用がほとんど進んでいない、それに比しまして、高齢者が増加してその方を保護するためにこの成年後見を利用すべきだということが考えられまして、この成年後見の申請にいくところは家庭裁判所になるんですけれども、それをより身近な市町村で利用促進することを目的として、この中核機関ですかね、これを設置して、繰り返しになりますけども、どなたでも利用を必要とする方が身近な場所で相談ができるというような役割を持っているのではないかと思っております。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 今、お話がありましたように、平成12年介護保険制度施行と同時にできた制度で、いわゆる車の両輪ということで、平成12年に施設入所が措置から契約にかわるということから、この制度が発足したように私は20年間の高齢者の福祉施設で勤める中で感じておるところでございます。 そして、利用者数は少しずつ増加傾向ではありますが、認知症高齢者の数に対しては著しく少ないというのが今の現状で、この推進法が施行されたということで、私は大いに喜んでおります。早く周知され、利用を必要とする方に制度を利用していただきたいということから、今回、一般質問をさせていただいているところでございます。 この中核機関の設置に当たって、先ほど部長から御案内がありましたように、市単独でするのか、広域でするのか、または直営でするのか、この業務委託で行うのか、いろいろ今から市は検討されることと思います。ですが残りがあと2021年まで2年と半年ぐらいという期間で、私もいろんな資料を見ますと、中核機関設置に当たっての協議会とかいろいろ整備しないといけないものがたくさんあるというふうに思っております。余り日数的には余裕がないのではないかというふうに個人的には思っております。 先ほど、山口県下では、なかなかこの中核機関設置について余り動きがないというふうに御説明をいただきました。これに関しては、県も各市町と連携をしながら支援するというふうにしなければいけないと、この計画法の中でうたわれております。県もなかなか今動いていないという状況の中で、これも御案内がありました。管轄区域におけるある家庭裁判所、当地区では山口家庭裁判所船木出張所が管轄区域になろうと思います。この協議会なり中核機関を設置するに当たって、管轄する家庭裁判所管内が広域ですれば理想とする、希望する。 そういった中で、船木出張所が管轄する区域はあと山陽小野田市と美祢市の旧美祢市と宇部市の楠地区ということになります。 そうした場合、広域となった場合、少し私個人的に複雑な形態になりそうな気がいたします。そういった中で、今後進められる中で、単独か広域かという協議をされると思うんですが、その点については調査とか研究とかされておられますでしょうか。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) それでは、中核機関の設置についてでございます。これはあくまでも現在検討中ということでお聞きいただいて、決定事項ではございません。議員がおっしゃいますように、単独か広域かというのは事業を進める中でよく考えなければならないんですけども、国は、設置区域は市町村を基本とおきながら、地域の実情に応じて複数の市町村にまたがる区域で設置をしてもいいよというふうに言っております。 単独で設置する場合には、複数の自治体間での調整が不要であると、迅速な運営が可能かなというふうに考える一方で、この中核機関が市の職員だけで賄えるかというと、なかなか法的な専門職の力もいただかないといけないということで、連携をしていただく、例えば弁護士会でありますとか、司法書士会、社会福祉士会などが、これ県単位で組織をされており、また支部が設けられている場合にも、県内で複数の市にまたがるブロックごとに組織をされているわけです。 この辺もあって、関係団体との協議も必要かなというふうに思っております。スピーディーな対応をとるか、連携する協議会等との話し合いが要るのか、これについても現在考えているところでおります。 先ほど言われた裁判所に関しましては、本年度に入りまして、裁判所の上席調査官をお招きして勉強会をさせていただきました。そのときに、やはり議員おっしゃいました、管轄がいろいろ複雑に絡み合っております。山口家庭裁判所の本所、船木出張所、宇部支部、本当いろいろ管轄がある中で、裁判所のほうに1件ちょっと質問をさせていただきました。いずれもこういうことが単独市になるとなかなか裁判所のほうも難しいんじゃないですかというような質問をさせていただいたところ、いずれも山口家庭裁判所の本所での管轄内であることから、裁判所のほうでもこれに対しては柔軟に対応しますと、よりよい機関をつくってくださいというような回答をいただいたところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 先ほど県下の状況を少しお話されましたが、近隣の市ですね、宇部市、美祢市はこの中核機関設置について少し何か動きがあれば教えてください。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) このたびの質問を受けながら、少し周りの市に聞いてみました。一番今進んでいるところが美祢市で、来年には中核機関を設置するであろうと。あと宇部市、残りの下関市は、感触は今山陽小野田市と同じような検討をしているという段階で、どこも設置しないというような回答はございませんでした。 以上です。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) まず、単独か広域か、先ほど言いました直営か委託かということで、それぞれメリット、デメリット、職員の人数、配置が必要となってくるということもあろうし、これに伴う予算、そして市民により近い関係を築くと、そういったことを考えると、お金とサービスということで、どちらをとるかということになって、それぞれにいいところ、メリット、または経費を伴うようなデメリットもあろうと思います。 それぞれ研究されまして、できれば山陽小野田市を中核機関、山口県のトップを切って設置できるように努力をしてもらいたいなというところで、思いが強くございます。 ちょっと話がかわりますが、第七期の山陽小野田市高齢者福祉計画の53ページに、高齢者の権利擁護推進事業という中で、(1)に権利擁護事業がありますが、この中に権利擁護なり成年後見の「普及啓発や利用促進の取組が必要です」というふうにあります。必要です、完全に必要なわけですが、これに具体的にどういうふうに取り組んでいくというのがなかったんですが、第七期がもうできておりますので、次の計画には具体的な取り組みといいますか、推進の計画が反映されることを望んでおりますが、その点、急にこういった質問をして失礼ですが、御回答いただけますでしょうか。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) 確かに第七期高齢者福祉計画では成年後見制度の普及や利用促進の取り組みが必要であるということを書いてございます。その背景に、この計画を策定する前にアンケート調査をしているわけでございます。成年後見について御存じですかというふうなアンケート調査をしております。その結果が約7割の方が成年後見制度を知らないというふうに御回答いただいているところでございます。 それをもって、こういうふうな第七期の計画に取り組みが必要であると、普及啓発が必要であるというふうなことを書かせていただきました。 今、福祉部では認知症普及啓発イベントや出前講座の開催など、今後もいろんな機会を通じて成年後見の周知等にも努めてまいると同時に、第八期計画につきましても、このことに十分留意しながら、成年後見というのは高齢者だけではございません。障害をお持ちの方も成年後見が必要な方がたくさんいらっしゃいます。それら障害者の福祉計画もございますので、それぞれと整合性をとりながらそのこともうたい込んでまいりたいというふうに考えます。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 同じく53ページの中に成年後見市長申し立てという表がございますが、平成27年4件、平成28年が1件、平成29年が3件、平成30年度の実績がわかれば教えていただきたいのと、それぞれの件数ですね、高齢者の方が対象となったのか、精神的な障害をお持ちの方が対象になったのか、わかれば御回答をいただきたいと思います。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) 平成30年度の市長が申し立てる件数ですね。3件ございました。これ全て高齢者の方でございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 平成31年以降は各年度、5件当たりの実績を計画として挙げておられまして、必要な方が本市にもおられるということを認識の上で計画、数値が挙がっていると思うんですが、この制度を利用することがその人にとって好ましいと思われる予定者等が、私の資料によると人口の1%プラス認知症の高齢者、障害者等々含まれると、実際に必要とされる方が結構おられるというふうに私は思っております。 そういった中で、本市においては、こういった権利擁護なり成年後見制度を利用しておられる人が大体どのぐらいおられるんではなかろうかというような予測をしておられましたらお願いいたします。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) まず、この山陽小野田市の高齢福祉計画に掲載しております件数5件につきましては、これは市長申し立てによる件数でございます。成年後見人の制度申し立ては、基本親族がするものでございます。どうしても御身寄りがない方であるとか、親族にそういった申し立てができる者がいない場合に限り、法律が定める中で、市長が申立人となって裁判所に申し立てを送ることになっておりますので、本当に必要とされている方は、市内にもっと数が多いというふうに思っております。 それと、件数についてちょっと市のベースの件数は持っていないんですけども、平成29年度ベースで、山口県で393名余りの方が成年後見制度を利用しております。 当然、この中には成年後見だけではなく、補佐、補助という方も含まれていると記憶しております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 今、本市では、市長申し立て件数と今お話がありました。これについては全国社会福祉協議会が2017年の10月に権利擁護なり成年後見制度にかかわる業務をしているかどうかという調査、実態調査をしております。その当時、全国に1,866の社会福祉協議会が市町にありまして、そのうち権利擁護、成年後見事業をしている市町村の社会福祉協議会が234という数字が出ております。その中に、業務の一つとして申し立てを首長がする場合、支援をしているという社協が半数近くありました。 そういった行政の首長が申し立てをするに当たっての支援を社協がしているということを、私見ましてびっくりしました。他の市町村の社協は進んでいるなという思いを認識しました。これは思いを話させていただきました。 それと、この成年後見制度利用促進に当たって、ますます周知なり利用してもらうために、私はこの制度そのものに課題を感じております。いわゆる職業後見人、これは弁護士とか司法書士とか社会福祉士に対しての報酬が、月額が3万円から5万円、年間ではありません、月なんですね。これだけの高額な報酬を支払わなければこの制度が利用できないという実態。 そういった中で、いわゆる市民後見人、安く利用できる後見人、保佐人、補助人と言いますか、こういった方を市民の中から養成するということも今後利用促進に当たって非常に大事なものではないかと思っております。 これも先ほど御案内しました全国社協の実態調査の中に234の社協の中で54.7%が市民後見人を養成していると。ですから、234の54%ですから、約100ちょっとですね。都道府県でいくと平均して2という数字になるわけですが、これも全国的には進んでおられます。利用促進に当たって、この月額3万円から5万円に相当する報酬をできるだけ抑えてあげるというのも、今後利用促進に大きく影響していると思います。 これは、答えは難しいと思いますが、ぜひ協議会なり設置される中に市民後見人を養成するということもぜひ検討していただきたいというふうに思います。 本市では、今からこの国の基本計画にのっとって進められるわけでございますが、先ほどお願いしましたように、山口県下で模範となるように、早く計画を立てられて中核機関が設置されることを望んで、1番の項目は終わりたいと思います。 続きまして、2番の訪問介護についてでございます。 いわゆる在宅サービスの3本柱でありますショートステイ、短期入所生活介護、通所介護でありますデイサービスとして3つの中の重要なサービスでございます。 これも先ほど1の項目で部長、お話がありましたように、住みなれた地域で長く生活をしていただこうという介護、福祉については大きなキャッチフレーズでございます。その中で、私個人的には訪問介護、ホームヘルパーというふうな呼び方でそのサービスを受けておられるのがありますが、これについて、訪問介護について本市では事業所の訪問介護についての現状と事業所における課題等が市のほうでつかんでおられましたらお聞きしたいと思います。 ○議長(小野泰君) 答弁を求めます。兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) それでは、訪問介護について、本市の訪問介護の現状と課題についてお答えをいたします。 まず、市内の訪問介護事業所につきましては、平成31年3月現在で14の事業所がございます。従事されている方は123名でございます。 この中で、課題になるかどうかなんですけど、厚生労働省が実施した、事業所における介護労働者実態調査というのがございまして、山口県の介護労働従事者の平均年齢が45.7歳、全国平均が46歳でございます。その中で、訪問介護を担う訪問介護員の平均年齢が48.6歳で、そのうちの60歳以上が訪問介護の19%を占めているというふうな数字から見ますと、やはり訪問介護をされている方の高齢化の傾向が見られるのかなと。 訪問介護というのは、大変重労働でございます。身体介護から始まりお部屋の掃除とか、大変なお仕事でございますので、高齢化された方ができないということではないですけど、将来を見据えた上では、このあたりは課題になってくるのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 本市の市民の方は、他市にある事業所からの訪問介護のサービスを受けておられる方も、かなりの方がおられるんじゃないかと思うんですが、その中で、今お話がありました従事者、介護職員等、ちょっと私が心配しているのが、高齢化が進んでいないか。というのが、以前でいうとホームヘルパー1級、2級、今でいうと、介護職員等の実務者研修なり初任者研修を終了された方、以前に比べますと、実務者研修なり初任者研修、講習を受けるための料金がちょっと高額になってきているような気もしておりますし、そういった関係で、新たにこの資格を取得しようという方が少ないんではないか。 今、楽で高額な給料をもらえる会社等がふえてきておりますので、こういったきつくて大変な業務につこうというボランティア精神がある程度ないと、この業務というのはなかなか難しいんですが、まずこういった制度に、取得するために経費が、個人的には経費が出るわけですが……(火災報知器鳴動) ○議長(小野泰君) 一般質問の時間をとめました。(火災報知器鳴動終了) ○議長(小野泰君) 火災報知器が誤作動したようでございます。 これから、また水津議員の質問を続行します。水津議員。 ◆議員(水津治君) 実務者研修なり初任者研修の取得のための助成制度が、これ県社協なり、ちょっと間違えてはいけませんのでよそがこういうふうにしているというのをちょっとここでお話できませんが、私の経験の中で、若干こういった助成制度をしておられることを目にしております。そういった中で、在宅、長く住みなれた家で生活をしようという高齢者がふえる中で、こういった業務に従事する人を1人でも多く養成するという趣旨から、これに対しての一部なり全額なりの助成制度が検討できないものか、お尋ねいたします。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) それでは、介護従事者に関する助成制度ができないかということでございます。 介護サービスを担う人材の確保につきましては、本当に今どこの事業者も苦労されているというお話も聞くところでございます。そういう認識も私どもは持っております。こうした中で、御提案のありました受講料等の助成を行うことで、介護サービスに従事される方の人材確保や資質の向上にもつながることが期待はできますが、その一方で、やはりある一定の資格に対する助成を行うことになりますと、介護分野や福祉の分野だけでなく、ほかの分野との公平性とかいろんな資格業務がございます。 今、本当、いろんな分野でいろんな人材が不足している中で、直ちに介護福祉士とかヘルパーに助成制度をつくるのは少し困難であろうというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 水津議員。 ◆議員(水津治君) 実は、訪問介護が自分の思うとおりに利用できていないということをちょっと耳にしたことがあります。その方においては、お住まいが山間部にぽつんと1軒あるというような状況の中で、やはり訪問介護の従事にかかわる人が少ないと、効率のいい仕事をしようとすると、どうしても市街地のタイムスケジュールどおりに動けるようなところが優先されるんではなかろうかという思いを強くいたしました。これは、人が少ないということしかないと思います。 だけど、何回も繰り返して申しわけないですが、在宅サービスの3本柱、ショートステイ、デイサービスは事業所に行って利用されますが、訪問介護は従事者がその家に行ってするという、ちょっと違う形のサービスです。これは人がおらないとできないというふうに私は思っているところでございます。 ぜひもう一度訪問介護、訪問看護もありますが、地域で住み慣れたところで、こういったサービスが受けられる体制を、本市、もっと。この介護保険制度が始まって、当初はホームヘルパーという文言をあっちこっちで聞いていました。今はなかなかこの私はホームヘルパーの資格を取りにいくんよ、取ったんよという話が耳に入りません。そして、こういったサービスを受けておりますよということが余り耳に入りません。これ私だけかもわかりません。 だから、そういった、介護保険法が平成12年に施行されて約20年過ぎました。もう一度、高齢者福祉、この時点でもう一回こう振り返ることが必要かなというふうに思いまして、この訪問介護に従事する人を育てていきたい、育てるまちにしていただきたいということをお願いしまして、私の一般質問を終わります。(水津 治君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、水津議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(小野泰君) ここで、午前中の会議を閉じ、13時から再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 それでは、休憩いたします。────────────午前11時33分休憩午後 1時  分再開──────────── ○議長(小野泰君) それでは休憩前に引き続き、午後の会議を開きます。 一般質問を続けます。 次に、17番、奥議員。(奥 良秀君質問者席へ) ◆議員(奥良秀君) 皆さん、こんにちは。市民目線で物事を考え、現場主義に徹し、経営者の経験を生かす新会派令和の奥良秀が通告どおり一般質問を行います。 まず、1、大きな1ですね。学校給食の現状把握と課題解決について質問いたします。 試食のカレーライス、大変おいしかったです。昨年9月より学校給食センターが稼動し数カ月がたちました。この間、市民の方々より、学校給食に関してお子さんから聞かれた御意見や御感想いろいろいただきました。「おいしい」という御意見もありますが、「どちらかと言えばおいしくない、前のほうがおいしかった」と話されます。 また、温かいものが冷えてたり、冷たいものがぬるかったりもあるように聞いております。栄養士の方々が毎日栄養バランスを考えて一生懸命献立を考えられているのは想像がつきます。しかし、食材の一度の納入の量がふえました。つくり手や1回につくる量などが変わりました。給食センターから各学校へ運搬するという過程もふえました。残食の量は平成30年9月が約2トン、10月が約2.1トン、11月が約2.1トン、12月が冬休みで、給食の日数が少ないためかわかりませんが約1.2トンとなっております。 この量は主菜、主にメーンのおかずですね、それと主食、パンや御飯の合算で、副菜やその他──果物等なんですが、それを足すとまだまだ増加すると考えられます。このような状況は、私としては異常ではないかと考えます。 そこで、(1)使用される食材の納入管理状況について質問いたします。(2)給食の食べ残しについて現状と課題解決について質問いたします。 御答弁よろしくお願いします。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) それでは、最初に、使用される食材の納入管理の状況について御解答申し上げます。 学校給食センターでは、文部科学大臣が学校給食法に基づき、平成21年に定めた学校給食衛生管理基準とこの基準にのっとり作成した山陽小野田学校給食センター衛生管理調理作業マニュアルに基づき、納入される食材を検収しております。 具体的には、栄養教諭、学校栄養職員、管理栄養士を中心に、調理員も加わって食材の品名、数量、納入時間、納入業者名、製造業者名とその所在地、生産地、品質、鮮度、包装容器等の汚れ、破れ等の有無、異物購入、異臭の有無、消費期限または賞味期限、製造年月日、食材の温度、ロットに関する情報を点検し、記録しております。 このほか、学校給食センターが作成した食材納入仕様書により、企画や注意事項を指示した食材については、その指示どおりになっているか点検し、記録しております。 点検は一つ残らず全て行うのは物理的に困難なため、抽出して点検しており、不合格の食材は納入業者に交換していただいております。 そのさまざまある食材の中で青果物は検収後、すぐに検収室や下処理室で全て洗浄し、泥や虫などの異物を取り除きます。その過程で不良と判断したものも納入業者に交換していただいております。検収後、すぐに使用しない食材は冷蔵庫や冷凍庫、食品庫で保管し、適切な温度と湿度管理に注意しております。 次に、学校における納入管理は、山陽小野田学校給食センター衛生管理調理作業マニュアルに準じて作成した食育支援員業務マニュアルに基づき、食育支援員が各学校の配膳室で納入業者から届いた牛乳、パンやジャム、ヨーグルトなどの包装食品を学校給食センターと同じ項目、基準で点検し、記録しております。 この納入業者直送品は抽出ではなく、1個単位、または1袋単位で全数点検しており、不合格のものは納入業者に交換していただいております。 検収後、低温保存の指示がある食品は冷蔵庫や冷凍庫に入れ、常温保存の指示がある食品は食品庫で保管し、適切な温度と温度管理に注意しております。 一方、学校給食センターから届いた給食につきましては、児童生徒に食べさせて問題ないか、校長等が事前に検食するその給食を食育支援員が食器に盛りつける際、その直前に、食缶に入った給食の表面温度を赤外線で測定し、記録しております。 次に、給食の食べ残しの現状と課題解決でございますが、4年前の平成27年に環境省が発表した学校給食から発生する食品ロス等の状況に関する調査によると、当時の残食率の全国平均は6.9%でございました。時期は異なりますが、ことし3月の本市の学校給食の残食率は4.73%であり、全国平均より2.17ポイント低くなっております。 ことしの4月と5月に山口県学校栄養士会が小学校5年生と中学校2年生を対象に行った食生活に関するアンケートによると、本市では学校給食で嫌いな食べ物や料理が出たとき、全部食べると答えた児童生徒が約55%いた一方、少し食べると答えた児童生徒は31%、食べないと答えた児童生徒が6%と、合わせて37%おりました。 以上、2つのことをあわせ考えますと、本市の食べ残しは多いとも少ないとも言えないという認識でございます。 食べ残しの要因といたしましては、このアンケートで、学校給食が嫌い、またはどちらかと言えば嫌いと答えた児童生徒が合わせて約22%おり、その理由は、苦手なものが出るからが48%と最も多く、これが食べ残してしまう一番の理由ではないかと思われます。 また、給食の量が多いからが約28%と2番目に多く、これは食べ残しに直結すると思えるものですので、全児童生徒の5%前後が給食の量が多いと思っていることが気がかりでございます。 続いて、食べ残しても学校給食摂取基準を満足できるかどうかでございますが、本市では、児童生徒の発達段階にふさわしい量の給食を完食することで、学校給食摂取基準を満足する献立を立てております。したがいまして、ふさわしい量を摂取しなかったときは基準を下回ることとなります。 学校給食センターでは児童生徒の食べ残しを減らすため、苦手なものも食べていただけるよう、つくり方や味を工夫しております。また、全ての学校で給食時間に学級担任や給食主任が児童生徒に食べ残しをしないよう、声をかけております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) それでは、再質問に入りたいと思います。再質問は、(1)のほうからお伺いさせていただきます。 まず、最初になんですが、物理的に1個1個検査をするのは無理ですよというような話があったんですが、納入仕様書のほうには一つ一つやるようには、別に書いてないでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) そのあたり私は存じておりませんが、普通考えましたら、1箱ごとに数個取り出して検査をするというのが一般的であろうと思います。例えば、タマネギを2,000個届いたら2,000個、一つずつ手にとって確認というのは時間的に無理でございますので、抽出点検となっております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) おいしい給食、安全な給食をつくるためには、やはり、その食材というのはきちんと管理していかなくてはいけないと、私は思っております。というのも、やはり市場の問題でもありましたが、そういったものは入っていないというお話でしたが、もしかしたら、表はよくても裏は腐っているとか、そういった問題はやっぱりあると思います。人の手でやっぱり一つ一つ見ていただきたいなとは思っているんですが、今全部は見れないよという話をいただきました。なぜこれ全部見れないかというと、やはり、人員的な問題、あとは時間的な問題、あとは給食を学校に持っていく時間、全部制限があると思うんですが、仮に、例えば納入するときに、朝早く人を集めて全てチェックするというような方向性は見えないでしょうか。
    ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 最初のお答えのときにも申し上げましたように、青果物につきましては、虫が入っていたり、あるいは葉っぱが傷んでいたりということがありますでしょうから、検収の段階では全数点検はいたしませんが、洗浄する際に一つずつ手に取って、またあるいは包丁を入れるときに、入れた後に異常はないかというのは全て確認をいたしております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 次に、食材納入仕様書について再質問をさせていただきます。 こちらのほうはいろいろと書かれているんですが、そもそもこの納入仕様書の中にないものというものを給食として提供されたことはありますか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 加工品などについては、全て拾っているわけではございません。例えば、ハンバーグであるとかというものは、仕様書の中には具体的にはうたってはおりません。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) では、そういうふうな加工品のようなものですよね。そういったものを、仕様書がないものをどういうふうに管理していくのか。例えば、加工品であれば、どこから入ったお肉、どこから入ってきた野菜とか、そういったものは多分わからないと思うんですが、そういったものもどういうふうに管理されているんでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) こういった、ある程度、完成された食べ物につきましては、その発注する前に製造メーカーのほうから、食品カルテと呼んでおるんですが、そういったものを取り寄せて、どういったものが材料として使われていて、その材料はどこで生産をされたのかというものを確認して、アレルゲンがあるのかないのかというものも全部含めて、詳細を把握してから、適切なものを選んで発注しており、材料につきましては基本的に国産を選ぶようにしております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) もちろん当然ながら入れられるときにはそういうふうなカルテを見られているとは思います。ただ、急にそういう材料が入ってこなかった例で、近隣の市でアレルゲンの問題が出ました。そういったチェックはきちんとできているのでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 急に入ってこなかったという事例がないもんですけれども、県内でそういった事案があったことは承知しておりますので、くれぐれも気をつけるようにということで、職員全員に周知をいたしております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 続きまして、給食センターに入ってくる食材について、形状、傷、そういったものというのは、今まで事例としてどういったものがあったか、お話できるでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 過去、昨年の9月から本格稼働を始めて今日までに5回ほどございます。一つずつ申し上げましたら、チンゲンサイの冷凍ものが消費期限間近で黄色に変色していたものがあったので20袋交換をしたと。それから、むきエダマメの冷凍もの、これが袋が破れていたので1袋交換、それからトウモロコシの冷凍ものが袋が破れていたため2袋交換、同じく違う日にトウモロコシの冷凍ものの袋破れがあったので1袋交換、そして返品が1回ございまして、素揚げナスマーボーカットという冷凍ものです。これが袋が破れていたということで1袋返品をしたという実績がございます。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) そういうふうな事例がやはりあるのかなと。そういう事例があったときに、行政というか、教育委員会、給食センターのほうからどういうふうな行政指導を行って業者のほうに、今後ないようにされているでしょうか。行政指導というのが、現地に赴いてどういうふうな管理をしているか、そこまでチェックをされているでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 現地に行ってはおりません。現地に行っても工場内に入らなければわからないというようなこともございます。これちょっと袋破れというようなことでございますので、これについてはそういうことがある都度、その製造、納品された業者に伝え、納品された業者が製造された業者に伝えて、原因究明を図っていただいて、どういうことでこうなったのかというような報告を給食センターまで届けていただくと。そういうような、特に材料等で問題があれば全てそういう対応をとっております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 次に、先ほどからよく出るカット野菜の件についてですね。 こちらのカット野菜というのは、時間がないから、あとは人手が少ないからということで学校給食で使用される。それは理由はよくわかるんですが、カット野菜、これは生ものですか、それとも冷蔵ですか、それとも冷凍でしょうか。全てですか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) ちょっと冷凍なのか冷蔵なのかよくわかりませんが、よく水に入っていたり、水を入れてビニール袋で包んであるというようなものでございます。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 食材というのは、私は余り料理はしないんでよくわからないんですが、嫁に聞いたり家族に聞くと、やっぱり冷凍もの、味が落ちるんですよね。そういったものもやはり減らしていかないと、給食のおいしさを保つためにはよくないのかなと。やはり、手間暇かけてやっていただきたいと思うんです。もう一度お聞きしますが、こういうふうなカット野菜であったりとか、時間がいろいろない中で、もうちょっと工夫して、本当にその日にカットして食材をつくろうという気持ちはありますか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) カット野菜でかんでみた感じがちょっとおいしくないとかいうのがあるのかどうか、私はわかりませんけれども、何も皮をむいていない状態で届けていただくのがやっぱり新鮮だというのは間違いないだろうというふうに、あるいはカットしてもいいけど、瞬間冷凍して成分がかわらないようにとか味が落ちないようにというようなことで、まだそれは上手に解凍をしなければなりませんが、そういうようなことだろうと思います。 今、給食センターということで、冷凍をたくさん使っているという誤解をお持ちでしたら、ちょっとそれは訂正させていただきたいんですが、実は自校給食でも親子給食でも以前、やはり冷凍ものというものは使っておりましたし、カットはさすがになかったかとは思いますけど、そういうのはできるだけ減らすように給食センターは日々努力はいたしておりますので、もう少しお時間を。完全になくすということはちょっと不可能だろうと思います。他のセンターでも二千数百食のセンターでもカットものは使っておりますので、本市だけがカットものを使っておるわけではございませんので、できるだけ減らせるようには努力はさせていただきたいと思います。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 続きまして、今度はそのカット野菜等々の話に続いていくんですが、例えば、輸入品、加工品もそうなんですが、カット品でも輸入品というものは今まで給食センターで使われたことはありますか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 輸入品は提供いたしております。具体的に言いますと、冷凍野菜ですが、アメリカ産のトウモロコシ、それからグリーンピース、エクアドル産のブロッコリー、タイ産のインゲン、青果物では、主にアメリカ産、オーストラリア産のオレンジ、フィリピン産のアレルギー代替食としてのバナナ、韓国産の赤ピーマン、黄ピーマン、以上を使っております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 私が思っていたのは、ほとんどフルーツ類、例えばオレンジとかバナナ、ああいったものが輸入品が多いのかなと思いましたが、今カット品があるよということで、例えば、そういう野菜、輸入品が悪いよとかは余り言いたくはないですが、やはり日本ほど厳しく農薬であったりとかそういった基準は、多分されていると思うんですが、よくちまたでは残留農薬があったりとか、そういう問題があります。そういう問題をきちんとクリアするための何か手法をされていますか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) この輸入品を取り寄せておるのは、国内産で賄えない時期というときに限っております。問題がないように、やはりこれも成分確認をした上で選んでおります。 問題等があれば、先ほども言いましたが、すぐに納入業者に伝え、そして納入業者が製造元に伝え、海外であっても最後まで追跡をしていただいておりますので、生産地での仕分けに問題があったということも過去ありましたので、そういうところまで詳細に把握をして、くれぐれもないようにということは重ねてお願いしてまいります。 以上です。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) くれぐれもないようによろしくお願いいたします。 続きまして、給食センターではつくられないもの、例えば、パン、牛乳ですね。こちらの管理はどのようになっているか、今説明があったとおり、温度管理を行っていますよと。温度管理を行っているということで、温度異常や異物混入というものは、今まであったでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 温度につきましては、実は給食センターと学校における温度の測定方法が異なっております。給食センターは食品の中心温度ですね、それをはかっておりますが、学校ではちょっと中心温度をはかる器具がないものですから、表面温度をはかっております。 したがいまして、温かいものは中心のほうは冷めにくいですが、表面のほうは空気にふれておりますので、冷めるのは早くなる、冷たいのはその逆というようなことで、給食センターのほうで中心温度をはかって配缶し、学校へ運んでおりますが、実際に配膳棚に並んだ段階であけてみたときの表面温度は、基準が中心温度での基準ですので、表面温度をそれに当てはめるのはおかしいんですが、表面温度が中心温度の基準よりは低くなっているという日が数回ございました、特定の学校でですね。 きょう実は御質問をいただきましたので、そういう問題があった学校に職員が出向いて、中心温度を学校ではからせましたら、基準を十分満たしていたというような状況でございます。 それからもう一つちょっと忘れてしまいましたので、もう一回お願いします。(「異物混入」と呼ぶ者あり) 異物混入は全くないわけではございません。パンは業者委託していて、減らないということもありますし、実は給食センターにおいても袋もので入ってきたようなもの、青果ではないですけど、袋もので入ってきたようなものの中に袋ごと、袋を破いてぱらぱらと中を入れてしまったときに、その中に種が入っているとか、そういうような事例はございます。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 今、パンと牛乳の件を話してまいりましたが、いろんな小学校、中学校、検収表という形で納入されている食材を管理されているのは、資料恵与で見させていただきました。ただ、例えば、牛乳なんかは、確か10度という規定があると思うんですが、例えば、中には14度であったりとか16度であったりとか、そういったものが出ているんですが、一律に、例えばこういう検収表を書かれる方の研修をやられたことはありますか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 昨年、給食センターの、本格稼働する前の8月の夏休みに全員を給食センターに集めて、全ての食育支援員に1週間研修をいたしたところでございますが、その後ちょっと研修ができておりませんで、またこの夏休みにさせていただきますが、その約1年前の研修のほう、1回だったということもあるんでしょうか。はかり方が食育支援員によって実は違いまして、大変お恥ずかしい話ですが、牛乳の温度をはかるときに、1ケースに20本くらい入っているんですけど、普通ですとその中から任意に1本取り出して、それに測定器を当てて何度かとはかるのが普通と思うんですが、ある学校では、容器に入ったまま、ケースに入ったまま上からはかっていると。上からはかるということは、ビニールの、ふたのところに紙とビニールがあるわけですよ。それではかっているので、全然やっぱり違うわけですね。きょう実ははかってみましたら正常だったんです。きちんと入っていたもんで、同じ学校でですよ、入っていたものですから、ちょっとはかり方が違いますねということで指導いたしましたので、そういった学校がないように、この時間的にちょっと1学期は難しいので、夏休みに入りまして指導徹底を図らせていただきたいと思います。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 牛乳に関してはそういうふうに温度がまちまちということで、また夏にそういう研修会をやられるということなので、こういう検収表というのは、悪いものが入っていないかどうかという基準というか、目安になって、仮になんですが、万が一、何かしらの中毒があった場合にはきちんとこういうふうなものをやっていますよということがお示しできますので、ぜひとも一律の基準で徹底してやっていただきたいと思います。 次に、パンなんですが、つい最近、横浜だと思うんですが、ネズミがいたとかいないとか、死骸があったとかないとかというようなことがありました。本市でパンによる異物混入のような事例ってあったでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) パンにはときどき髪の毛が1本入っていたり、あるいはパン工場で使っているものの破片が入っていたり、小さいビニールの端っこですけど、そういったものが入っているケースがたまにございます。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) たまに入っていると。たまに入っていて、じゃあどういう対応をとられているでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) これは、パンの注文先が、実は、公益財団法人山口県学校給食会というところになります。ですから、私どもとしてはそちらのほうにまず苦情を申し立てます。そして原因を究明してくださいと、そして報告してくださいということで、給食会のほうは委託先である山口県パン工業組合でしょうか、そちらのほうに言われて、その組合が製パン業者のほうに言われて、製パン業者のほうから報告が逆ルートでずっと経由して、最後給食センターに、山口県学校給食会長名で、製パン業者が報告したもののコピーをつけて届いております。 いつも、厳しくお願いいたしておるんですが、繰り返されているということで、ちょっと残念には思っております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) なかなか言っても直らないということであれば、ぼちぼち重たい腰を上げて現場に行ってみようと思う気持ちはないでしょうか。現場のほうに、生産地に赴いて見てみようというお気持ちはないでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 給食センターになってからは一度もちょっと行ってないと思われます。それ以前は、給食センターの建設に関していろいろと御相談申し上げなくてはいけないことがありましたので、ちょくちょく行ってはおりまして、そのときに工場内も何度も見させていただいております。 当時の社長はお亡くなりになりましたけど、苦情を申し立てるたびにいろんな対策は講じていただいてきております。今ちょっと、会社が一旦廃業されましたので、違う会社が引き継がれておりますが、引き続きそういったことで、きょうをよい機会と捉えて、つくっていない時間帯であれば入れるようですから、ちょっと1回入ってみようと思います。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) ぜひともよろしくお願いします。 きちんと食材の管理というものは行われているとは思うんですが、やはり再度質問をしておかないと、これがやっぱり1年、2年たっていくとなあなあになっていくというのがちょっと多いものですから、こういうふうな質問をさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。 続きまして(2)給食の食べ残しについて再質問させていただきます。 いろいろと答弁いただきまして、全国平均よりも食べ残しは少ないと。多いか少ないか、それはどちらとも言えませんという御回答。あとは摂取基準は担保されているということでしたね。食べ残してもある程度の摂取基準は大丈夫という認識でよろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) この学校給食の摂取基準というのが1日3食、普通は食べますから、3食、昼食として食べたとして、お昼御飯としてどれぐらいの摂取量が望ましいかということからつくられておるようでございます。 実際、学校へ行ってみると、小学生の場合は、一旦同じ量をついだ上で、お皿に盛った上で、これだけ食べれない人は食缶に戻していいよと、箸をつける前に戻していいよというのをやっていますし、もっと食べたい子は、その食缶に戻ってきたものを自分のお皿についでいくというような食べ方をしていますので、一律どの子も同じほど食べているわけではないというのが現状でございます。 給食センターでは基本的には少ないということがないように、お届けした量が少ないということがないように、実は少し多めに入れているということがございますので、そういったことから、全部食べろと言われると量が多すぎるということにもなりかねないのかなというふうには思っています。 そういったことで、どれだけ食べたら満足するかというのは、また人のそれぞれで運動量にもよるでしょうし、一概には言えませんが、標準的には標準の量を、一般的な量をついで、全部食べていただければ基準量を摂取いただいているということで、これちょっと一概にどうなのかとはなかなか言いづらいものでございますので、その点は御理解をいただけたらと思います。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) わかりました。大体足りているし、給食の量も人数分よりは多く出している。だから足りているという解釈でよろしいかなと思いました。 次なんですが、食べ残しが私の中では多いと思っていますので、これを打開するためには、何かしらの手法をとっていかなくちゃいけない。例えば、アンケートをとる。先ほど御説明があったとおり、小学校5年生と中学校2年生、アンケートをとられました。このアンケートというのが、山口県学校栄養士会でやられていると思うんですが、これは何の目的でやられているんですかね。趣旨を教えてください。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 栄養士会がされていらっしゃることですので、栄養をしっかりとってほしいと、病気にならないためにも、あるいはすくすくと成長していただくためにもそうなってほしいという願いから、現状把握のためにとっておられるのかなというふうには思っておりますが、実際の趣旨については、ちょっと栄養士会に確認をいたしておりませんので、今は推測で申し上げました。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 私としましては、食べ残しが多いという前提で今お話させてもらっていますんで、ぜひとも市が主体で、例えば、PTAとかと話しながら、家族の団らんの中で学校の給食が本当においしいのか、例えば、嫌いなものとか好きなものとか家族の中で話し合いをしながら、もっと豊かな食生活が送れるように、学校指導、家庭指導、そういったものに、そのアンケートを織り込んで食育の教育をしていただきたいと思うんですが、もう一回、例えば、市PTA等でアンケートをとられる、そういった手法をとられるというお考えはありますか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 学校はいろんなところから依頼が来ております。子供の声を聞きたいとか、子供から作品を出してほしいとか、子供に行事に参加してほしいと、しょっちゅうでございますので、今教員の働き方改革も叫ばれておる折、なかなか新たなお願いをするというような状況が難しくなってきておりますので、ちょっと独自にというのは。おっしゃりたいことはよくわかりますけれども、今これ一応無記名でこのアンケートは提出するということになっておりますから、恣意的に学校の先生の顔色を見て、思いとは違うところに丸をして回答しているとは思いませんので、この質問が足らない、もっとこういったことも聞かなければならないということでしたら、それは教育委員会を通じて栄養士会のほうには投げかけさせていただきたいなと。質問の追加でございますけど、そういったものは可能かなとは思います。 以上です。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) アンケートですから、恣意的にならないように、また徹底のほうよろしくお願いします。 ひとつ提案、給食をもっと残さないということで提案なんですが、他市であれば、もぐもぐタイムであったりとか残食量が少ない学校を表彰するという自発的、啓発的な活動を行われている自治体もあるんですが、そういったものを取り入れたりとかという考えはありますか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) もぐもぐタイムというのが、私、学校給食センターをつくるに当たりまして、できたばかりの光市の学校給食センターに行って、配送されている学校に行きました。何とかという学校、ちょっと忘れましたけど、伊藤博文公が出身の地域の学校でしたけど、そこではもぐもぐタイムというのは15分ほどあって、もう本当誰もしゃべらない、集中して食べるというようなことがございましたが、でも、それはそれでいいとは思うんですが、学校給食法には皆と会話をしながら楽しく給食を食べる、要は食事は楽しいものなんですよ。おいしいし、人と会話をして食べることで楽しいものなんだということを教えるようになっているんです。したがって、15分ぐらいで食べる子はたくさんいますから、それをやってしまうと、その給食法の目標の一つができないというようなことになりますので、その辺ちょっと慎重に検討しなければならないかなというふうに思います。 あとほかの工夫された特徴のある給食時間の過ごし方というんですか、あるとは思いますが、その辺はまたちょっと調べてみないと、今思いつくものはございませんので、そういった視点もひとつ持って、学校給食を運営してまいりたいと思います。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) ぜひとも、無理やりに食べさせるというのはまた問題がありますので、楽しく実りのあるような給食時間を過ごしてもらえるよう、よろしくお願いします。 次に、この残食なんですが、給食センターから出たごみですね。そういったごみというのはどちらで処分されるんでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 全て環境衛生センターに運搬しております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 多分そうだと思います。例えば、給食の残飯なんで、含水率がかなり高いです。そういったものの対応は、対策はされているんでしょうか。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) ここは公共下水道に排水を接続しておりますので、公共下水に支障のない範囲で、水分を抜き取ったりしてはおります。 以上です。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) この含水比の高いごみというのは、大変焼却炉に対しても悪影響でまた出費のかかるものになりますので、ぜひとも、できる範囲でよろしいので、水を切る活動はよろしくお願いします。 ぜひとも安心安全、そしておいしいから残らない給食をつくっていただきたいと思います。 それでは、大項目1を終わりまして、2に移ります。 小学校、中学校の通学路で巻き込まれる事故、児童の散歩中の事故が全国的に発生しております。政府は6月18日、首相官邸で開かれた交通安全対策に関する関係閣僚会議で、幼稚園、保育園などの周辺で車の通行を規制するスクールゾーンに準じたキッズゾーンを新設するなど、安全な歩行空間を整備する方針を決定しました。また、園外活動時に子供たちを見守るキッズガードのモデル事業を実施し、制度化を検討する方向です。 それから、子供たちをねらう卑劣な不審者が起こす事件も数多く報道されています。本市においても目撃情報や被害の発生、近隣の市では逮捕者も出るなど、お子さんがいらっしゃる御家族にはさぞや心配でしょう。 そこで、(1)小中学校の通学路の現状と課題解決について、ア、交通安全対策について、イ、不審者対策について、質問いたします。 (2)園児の散歩道の現状と課題解決について、ア、交通安全対策について、イ、不審者対策について、質問いたします。 また、(3)として、交通安全対策と不審者対策での国・県との連携体制について質問いたします。 答弁のほど、よろしくお願いします。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) よろしくお願いいたします。 奥議員の小中学生の通学路の現状と課題解決について、まず、交通安全対策について御説明をいたします。 通学路の見守りについては、安心安全な地域づくりのために教職員、それから地域の方、保護者を含めたPTAの方々の協力によって、子供たちの安全のために活動がなされているという認識でございます。危険箇所が見つかった場合は、教職員が現場確認を行うとともに、該当通学路を利用する児童と生徒を集めまして、現場の現状を説明するとともに、危険回避の方法や注意すべき事項を指導しております。 また、地区ごとの登校班のリーダーがおりますけれども、このリーダーへの指導や保護者、地域の方々への情報提供を行うなど、安全確保に努めております。 さらに、関係機関と連携した対策が必要な場合は、警察、道路設置者に働きかけをして、交通安全対策プログラム、先日も御説明いたしましたけれども、これを活用して改善に努めております。 続きまして、(2)不審者対策についてでございます。 不審者対応につきましては、各学校の学校安全計画をもとに組織的に実施をしており、より効果的な対策が行われるよう、危機管理マニュアル、これの見直しを絶えず行っております。 また、教職員の危機対応力を向上させるために、全国で発生した事案や国や県の作成した資料をもとにした研修、これも行っているところでございます。 不審者の目撃情報等があった場合は、山陽小野田警察署、それから県警本部、県教委、近隣の市教委と連絡を密にし、正確な情報把握と対応策の共有、学校への確実な情報伝達と指導の徹底、これが図られるよう体制づくりに努めております。 児童生徒への指導につきましても、日常的に発達段階に応じた危険予測学習、KYTとも申しますけども、こういった学習を実施したり、それから不審者情報の内容にもよりますが、最悪の事態を想定した保護者への引き渡し、それから地区ごとの登校班への指導、そして教職員による現場確認や該当指導、保護者や地域の方による見守り体制の強化など、状況に応じて組織的に対応できるよう指導しております。 1つ飛ばしまして、(3)の説明をいたします。(3)交通安全と不審者対策での国・県との連携体制についてでございます。 児童生徒のかけがえのない命を守るために、全国各地で発生した重大事案、先日もございましたけれども、こういった事案については、国・県の指導のもと、迅速な情報伝達を行い、各学校への指導の徹底に努めております。また、県・市で発生した事案につきましては、近隣市と連絡を密にいたしまして、正確な情報把握、対策方法の共有をしているところです。 交通安全や不審者対策について、国・県で展開されている好事例、こういったものを参考に市内の状況を考慮し、危機管理マニュアルの見直し、緊急時における連絡体制の整備、教職員の危機対応能力の向上、保護者や地域の方々との見守り体制の強化を進めております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) それでは、私のほうから(2)散歩道の現状と課題解決、(3)国・県との連携体制について、保育所等につきまして御回答申し上げます。 他県でおきました保育園児の散歩中の事故や不審者による事件など、昨今の痛ましい事件、事故を受けまして市内の保育所等に対しましては、迅速な情報提供や注意喚起を行うとともに、保育中の安全管理及び安全対策の徹底をお願いしているところでございます。 保育指針におきましては、さまざまな事故や危険を回避するため、各施設において事故防止のためのマニュアルを整備することが求められており、毎年、県や市が行う公立、私立相互の施設監査の際にはマニュアルの整備状況を確認しております。 公立保育所におきましては、5園で共通の危機管理マニュアルを策定しており、その中で、防災、事故、防犯、食中毒などそれぞれの事由に関する個別マニュアルを作成しております。 散歩中の事故対策につきましては、事故対応マニュアルの中で、園外を散歩中に保育士が配慮すべき点について明記しております。また、園で毎月実施している交通安全指導の日や、市と警察署が合同で実施する交通安全巡回指導の際に交通ルール等についての再確認を行っております。 また、不審者対策につきましては、防犯対応マニュアルの中で不審者が侵入してきた際のフローチャートや緊急連絡先等を明記し、職員の目の届く場所に掲示して、年に数回、不審者侵入を想定した訓練等を実施しております。 このたびのいくつかの事件、事故を受けまして、各園で再度マニュアルの再確認を行うとともに、散歩ルートや施設周辺の危険箇所をチェックし、各職員が共通認識を持って保育に当たれるよう、職員間での情報共有を行いました。 今後も関係機関と連携をとりながら、常に危機管理意識を持ちながら、園児の豊かな生活体験をはじめ、保育の充実が図られるよう努めてまいりたいと思います。 次に、国・県との連携体制についてでございますが、全国で児童福祉施設に関連する重大な事件や事故が起こった場合には、内閣府及び厚生労働省から県の担当課を通じて注意喚起の文書が発出されます。それにより、市から各施設へ周知をしております。 また、不審者情報につきましても、山口県警察本部などから県を通して情報が入りますので、同様に注意喚起と情報提供を行っております。 また、休日や夜間に緊急な事案が発生した場合にも、県から市の担当課の所属長の個人携帯に連絡が入るようになっておりますので、迅速な情報連携ができる体制がとられていると思っております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) ほかに答弁漏れはありませんね。奥議員。 ◆議員(奥良秀君) それでは、(1)小中学生の通学路の現状と課題解決についてのア、交通安全対策について、再質問をさせていただきます。 資料恵与の中で、通学路の事故というのはかなり起きていると思うんですが、この数字が全てでしょうか。それとももっと起きているでしょうか。それともこれが全てでしょうか。どちらでしょうか。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 各学校から教育委員会に報告のありました平成30年度の交通事故件数でございますが、軽微なものも含めまして、小学校は歩行中に3件、それから自転車乗車中の2件、計5件でございます。 それから、中学生は自転車乗車中の14件、それから保護者の車両に同乗中に事故に遭ったということで1件、計15件が報告されております。 特徴としては、小学生は飛び出しが多くございます。それから、中学生ではやはり登下校中の自転車事故というものが多くなっております。時期的には1、2学期の初めに多い傾向がございます。これが全てでございます。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 先日の同僚議員の中で、こういった交通安全対策というのは徹底されているという御答弁をいただきましたので、ここはそこまで深くは入らないようにしようと思いますが、教職員、また保護者等、私の中で通学路というのは、家から出て、歩道を歩いて、学校の教室までに入ってくるのが通学路なのかなと。と言いますのも、例えば、学校の敷地内にも危険はさまざまあると思います。特に教職員や保護者の送迎、こういったものがやはりちょっと危険なところもあるのかなということで、例えば、学校の敷地内、これはどういうふうな今規定になっているのでしょうか。車の、要はスピードの規定はどういうふうになっているでしょうか。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 子供たちの安全を考えたとときに、やはり車での構内乗り入れというのは最大限、制限をかけているところでございます。ただ、足を骨折している子とか体調が悪い子の送迎については、構内まで入ってくださいというふうな指導、協力をお願いしているところでございます。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 体調が悪いとか歩けないとかというのは、車で来られるのはいたし方ないのかなというところはあります。ただ、教職員の中にも保護者の中にも時間に余裕がないというところで、例えば、徐行というのが人によってさまざまだと私は思うんです。教育長の中で徐行というのは何キロですか。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) スピードメーターを見ながら運転をしているわけではないと思うんですけども、理論上は10キロとか20キロまでだというふうに思っております。 私が以前勤めていた学校では、スピードの何キロというのを書いて、20キロ以内というのを書いて提示をしたりとかいうふうなことも行っておりました。
    ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 今、構内20キロというお話がありましたが、実際問題20キロだったら1秒間に何メートル進むということを考えた場合、例えば、10キロですね、時速10キロ、これをやっぱり1秒間に考えたら3メートル、4メートルいくんですよね、1秒間に。人間の判断によると、大体ブレーキに足をかけるまで1秒かかります。そう考えると、大体5メートルから6メートル進むんですよね。時速10キロの場合。 私、どっちかというと建設業の仕事もしていますので、現場では最近とてもうるさいんですよ。うるさいというか厳しいんですよね。例えば、この市内であった大手の企業がやる工事で、その中では、時速5キロ。構内5キロで、アッパーライトをつけてハザードをたく。そこまでしろとは、私も学校の中では言いません。ただ、それだけの知識というか、モラルを持って運転されているかどうなのか。 例えば今、教育長が言われたとおり、飛び出しが多いよと、小学生は。例えば、ぱっと出たときにすぐとまれますかね。その辺もやっぱりよく教育というか、エチケットとして、学校、先生であったり保護者であったり、教えていただくことはできるでしょうか。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 私も小学校で勤務をしておりまして、その辺の危険について非常に気を使った思い出がございます。特に保護者の方等には、まず仮入学のときには、新しい1年生の保護者の方が全員来られますので、その際に、先ほどありましたように、車での送り迎えのことであるとか、そういったマナーのことをお願いしたり、子供たちの安全を守るためにここまでの車の乗り入れしか許可できませんとか、そういったお願いをして、あとPTA総会であったり、それから学期に一度、文書も出しておりました。 教職員についてはもう当たり前のことでございますので、そのたびに指導していくというふうなことを行っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 教育しているということなんで、ぜひとも、例えば、教職員の先生たちが入られるときは、少し早く出て、右折、要は時計回りで入るんではなくて、逆時計回り、左折で入る。なおかつ出るときは左折で出る、退出するというようなことをして、交通安全の、事故が起こる危険度を下げる、またエチケットを守る、そういった指導もしていただきたい。 できれば、構内でのスピードメーター、例えば何キロにしますかというような、スピードメーターのこういうふうな標識ですね、をつけていただきたいなと思います。 先ほど5キロと言いましたけど、オートマ車で5キロというのは、オートマを入れているだけだったら10キロ出るんですよね。10キロぐらい出るんですよね。だから、5キロというのはドライブに入れて、なおかつブレーキペダルの上に足を置いて5キロというスピードが保たれますので、そういった知識もやはりいろいろ見られて、こういうふうにして安全を守っていくということをお願いしたいと思います。そうすることによって、通学路だけではなく学校構内ででも事故、死亡事故も減ってくると思います。 もう一つお願いがあるのが、今、高齢者の踏み間違い事故ですね、そういった問題も今からもっとふえてくるのかなと。今この教育現場、小中の中ではないですが、例えば、運動会、保護者の人たちは構内には入っちゃだめですよというふうな規定はされているんですが、例えば、運動会の練習をしているとき、別にどなたが入られても、用事がある場合は入ってもいいですよね。そういったときに踏み間違いがあった場合、みんなこうひいてしまいますよね。 そういった観点から、今スーパーマーケットであったりとかコンビニエンスストアとか車どめというものがあるんですが、そういったものを運動場の近くに置いて交通安全対策をされるお考えはありますか。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) いろんな子供たちの安全対策についての御提案がございました。一つ一つ検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) あと通学路の問題で、このたび残念なことに、新潟のほうでまた地震がありました。その中で、ブロック塀がやはり崩れました。山陽小野田市でも今、建築住宅課のほうでそういうふうな助成であったりとか行われております。ぜひともこれを教訓にというのは問題があるかもしれませんが、ブロック塀の耐震化であったりとか、除去であったりとか、そういったことも務めていただきたいと思います。 続きまして、不審者対策につきまして再質問させていただきます。 不審者の人数、今山陽小野田市はどういうふうになっているでしょうか。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 平成30年度の不審者情報によりますと、教育委員会に報告があった件は20件になっております。ちなみに平成29年度が12件、それから平成28年度が17件ということでございます。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) 今、大変多いですよね。保護者としてもそうですが、私も小さい子供がいますので、大変危惧しているところです。 もう余り時間がないので、ちょっと端折っていこうと思うんですが、「いかのおすし」という言葉があります。「いかのおすし」という言葉、副市長わかりますか。 ○議長(小野泰君) 古川副市長。 ◎副市長(古川博三君) 知識が枯渇しておりましてどうも済みません、わかりません。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) これは確か防犯標語だと思います。ついて行かない、「いか」ですね。それから「の」が車で誘われることが多いので、車に乗らない、「お」がそういった場合には大きな声で助けを呼ぶ「お」、「す」がすぐ逃げる、「し」が親に知らせる、そのことを知らせるということが「いかのおすし」の意味だったと思います。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) ありがとうございました。済みません、副市長、急に振りました。 そういった標語もあります。これも学校の教育現場の中で日々徹底して教えられていると思うんですが、例えば、低学年、1年生、2年生、3年生なんかは、やはり先生がその都度教えて行動する補助をしてあげないとわからないと思うんですよね。だから、例えば、小さい紙にでも書いて通学時に持って歩けるように、こういったときにはすぐ動けるようにしていただきたいなと思います。そうすることによってとっさの判断が身に着くと思いますので、ぜひともよろしくお願いします。 次に、(2)の園児の散歩道の現状と課題解決についてのアの再質問なんですが、こちらのほうも同僚議員のほうでお話があったとおり、かなりのことはやられているという御回答はいただきました。市内保育園、幼稚園、市内の保育園が17園、市内の幼稚園が7園、24園あります。これら全て共通のマニュアルをつくって、安全対策を行っていこうという意思はあるでしょうか。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 保育園について御回答させていただきます。 先ほど申しましたとおり、公立保育園5園については現在共通のマニュアルを持っております。私立の保育園についてはこれは各園が独自でつくっておりまして、様式もさまざまでございます。今現在それ全てを一緒の共通のマニュアルの作成については考えておりませんが、通常監査の際にマニュアルの内容についてチェックし、もう少し詳しい記載が必要であればというような助言指導も行っておりますので、今後、なるべく平準化されたマニュアルとなるような指導、助言は継続していきたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) ぜひとも小さい子供、小学生、中学生もそうなんですが、公立、私立という枠は多分ないと思うんですよね。だから、山陽小野田市として子育て世帯に選ばれるまちとして、全園児を守っていただきたいと思います。 続きまして、不審者対策について再質問させていただきます。 マニュアルはありますよと。今答弁されたのは、マニュアルといっても園内のマニュアル、例えば、このたび事件があったみたいに、バスを待っていて殺害されるとか暴行を受けるとかそういった事件がありますが、園外でのマニュアルというものはあるでしょうか。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 例えば、散歩に行く場合に保育士が注意すべき事項というのを、これは事故防止のための行動マニュアル、保育士行動マニュアルに定めております。その中で、不審な人物を見かけた場合には近寄らない、道をかえるなど、そういった機転もきかすことというような文言も定めております。 これについては、これも全園共通のそういったものはございませんけども、いろいろな保育士の研修、セミナーパークでの研修においても、そういった統一的な研修を受けておりますので、できる限り統一的な考えができるように、今後も指導助言をしていきたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) ぜひともよろしくお願いします。特に保育園、幼稚園の先生というのは女性の方が多いので、なかなかとっさに、何て言うんですかね、犯罪者から身を守るというか、というのは動けないと思いますので、日々の訓練だと思いますので、よろしくお願いします。 ここで私ちょっと1つ提案があるんですが、交通安全対策や不審者対策は事故や事件が起きてからでは意味がありません。未然に防ぐのが大変重要です。交通安全対策は迅速にお願いします。行政とはその道のプロの集団だと私は思っておりますので、ぜひともよろしくお願いします。 また、不審者対策につきましては2つ提案があります。登下校時には地域の多くのボランティアの方々が見守りを行っていらっしゃいます。また6月6日、山陽小野田市青少年育成センター補導員会議が開かれ158人が補導員の辞令を受けられました。御熱意や御苦労に大変ありがたいなと思います。しかし、不審者の目撃や事件の発生は多く、未然に防ぐ、抑制するにはもっと多くの地域の目が必要だと、私は考えております。 そこで、より多くの市民の皆様に地域の目、見守りの目の意識向上を促す手法として、本市独自の統一したマグネットステッカーのようなものを作成し、お子さんがいらっしゃる家族、そうでない御家族関係なく、賛同していただける市民の皆様に車に貼ってぐるぐる回ってもらいます。 そうすることによって、子供たちを見守る多くの目、大きな目、そういったものができてくると思います。いかがでしょうか。 また、不審者情報のメール、こちらも私のほうにも送ってこられるんですが、保護者だけではなく緊急地震速報のように、たくさんの市民に届く情報を共有できるよう運用してはいかがでしょう。 理科大でプログラムに精通されている教授がいらっしゃると、別の議員の答弁の中でもありました。ぜひとも理科大のそういうふうな教授ともタッグを組んで、全域で子供たちを守る、そういった情報管理を行っていただきたいと思います。そうすることによって、シビックプライドが醸成され、なおかつ犯罪が起きない、また山陽小野田市として全市で行うということはシティセールスになっていきます。 そういった観点からこういった2点の施策というか、ことをやってみてはどうでしょうか。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 実は、昨年度、学校でとてもいいことが2件ほどあったんです。紹介させてください。 1つは、高千帆小学校が学校安全の部で文部科学大臣表彰を受けました。それから、有帆小学校が全国交通安全協会から全国表彰をいただいております。 そういった取り組みはなぜもらえたかというところを考えたときに、やはり地域、家庭、学校が一体となった安全、それを市民が守ってくださっている、私はとてもすばらしいことだというふうに自負しております。こういった横のつながりをしっかり保てるように努力してまいりたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 奥議員。 ◆議員(奥良秀君) ぜひともお願いしたいと思いますし、また今、見守りをされている議員さんもいらっしゃいますが、どちらかというと御高齢の方が多いという中で、やはり若い人が入っていくためには、社用車であったりとか、やりたくても多分時間の制限があってできないと思いますので、そういったものも活用できるようお願いしたいと思います。そうすることによって、僕たちもできないけどこういったことで活躍できているんだなというようなことでシビックプライドにつながってくると思います。ぜひともよろしくお願いします。 時間がなくなりましたので、本来であれば理科大のほうに移りたかったんですが、これは9月のほうにずらしていただきたいと思いますので、これで一般質問を終わらせていただきます。(奥 良秀君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、奥議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(小野泰君) ここで若干の休憩を挟み、14時20分から再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 それでは、休憩いたします。────────────午後2時10分休憩午後2時20分再開──────────── ○議長(小野泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 次に18番、杉本議員。(杉本保喜君質問者席へ) ◆議員(杉本保喜君) 6月議会、18番、杉本が皆さんに質問したいと思います。 私は、10年先を見て、今に汗する活動、これをモットーに活動しております新誠風の杉本保喜です。 それでは、大きな項目2つですが、まず1つ目は、防災体制について。 災害時におけるタイムラインの運用、これは事前対応計画の運用についてということなんですが、これについてお尋ねをいたします。 去る5月の8日、県内トップを切って、県や下関地方気象台と共同でタイムラインの策定をされたということで、新聞に大きく報道されております。今後試行運用して、課題を修正し、来年の出水期から本格的に運用するというふうに報道されております。これからこの試行運用して、課題を修正しながらやっていくということなんですけれども、では、この間、住民に対してどのような試行運用をやっていくのか。 アとして、住民に対する情報の周知対策はどうするのか。それから、河川水位の情報公開の具体策はどうかと。今回のタイムラインの中の話し合いの中に、このように記事が書かれております。「今回来られた人たちの団体から横の連携をとりながら、時系列的に対応していくマニュアルを網羅、的確な警戒体制の構築や住民に対して避難準備、勧告、指示(緊急)の発令に努める。タイムラインとは、別にこれまで水防担当者だけが情報共有していた排水ポンプ場情報の住民への公開、それから、洪水時に特化した低コストな水位計の設置、洪水浸水想定区域図の作成などを進めていきます。」というふうに書かれております。このことについて、具体的にどういうふうに考えておられるのかをお尋ねいたします。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) それでは、防災体制についてということで、災害時におけるタイムラインの運用、住民に対する周知対策について御回答申し上げます。 河川氾濫による被害を軽減するため、本市におきましては、下関地方気象台、山口県とともに、山陽小野田地域の県管理河川における大規模氾濫に関する減災対策協議会を立ち上げまして、減災のための取り組みを推進しております。 タイムラインにつきましては、昨年度から素案の作成が進められ、この5月に開催されました減災対策協議会におきまして、台風及び梅雨時期等の大雨による洪水を対象としたタイムラインが承認されましたので、試行運用という形で今後1年間の検証を実施し、来年6月からの本格運用の予定となっております。タイムラインにつきましては、担当者が先を見越した早め早めの行動ができること、それから、防災関係機関において責任の明確化、防災行動の抜け、漏れ、落ちの防止が図られること、それから防災対応の振り返り、改善を容易に行うことができること、こういった効果が期待できます。今回作成しましたタイムラインにつきまして、市民によりわかりやすく見やすくした簡略版につきましても、洪水、土砂災害、高潮の3項目について作成をし、市のホームページで公開するとともに、防災出前講座におきまして、活用をしているところでございます。 災害が発生してから、その対応を考えたり行おうとすると、どうしても場当たり的な対応になったり、解決することに精一杯になってしまって、なかなか先を見越した行動をとるということが難しくなってまいります。その一方で、こうしたタイムラインを周知し、活用することで、今から何時間後にどのような問題が発生するかが想定され、それに対する対策として何をすればよいか、どのタイミングで避難を開始すればよいかといった先を見越した災害対応をとることができます。 市といたしましても、防災出前講座や地区の防災訓練等において市民の皆さんへの周知に努めてまいりますが、各地区のセーフティーネットワークや防災士の方々の協力がより一層必要となります。今後も行政や地域が一丸となって、防災意識の向上と災害時の被害の軽減を目指したいと思いますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。 それから、2点目の河川水位の情報公開の具体策ということで、現在、本市の河川における水位計の設置状況は……(発言する者あり) じゃあ、続けます。現在、本市の河川における水位計の設置状況につきましては、有帆川においては、有帆新橋水位計の1カ所、厚狭川におきましては、厚狭大橋水位計の1カ所、計2カ所に設置がされております。 上流側の設置状況につきましては、有帆川については市外のほうにも2カ所、厚狭川についても市外に3カ所設置されており、これらの水位もあわせて監視をすることとしております。 これらの水位計につきましては、山口県が設置をしたもので、従来型の水位計で常時監視されており、山口県土木防災情報システムで見ることができますし、テレビのデータ放送でも厚狭川の水位については見ることができるようになっております。 常時監視しているこうした従来型の水位計に対し、危機管理型(簡易型)水位計につきましては、ある一定の水位に達した場合に観測を開始するもので、従来型に比べて設置費用のランニングコストも安く済むというメリットがありますが、この設置については、減災対策協議会でも検討されております。山口県や他市町との調整もありますので、すぐに対応できないというのが現状でございます。 災害が想定される際に、河川水位の情報は大変重要との認識のもとで現状におきましては、消防団等とも十分連携をし、目視観測等による監視体制を強化することで対応してまいりたいというふうに思います。 近年、全国各地で発生しております自然災害に対しまして、より迅速で正確な情報収集と把握、そして判断と情報提供により、逃げおくれゼロを目指す、そのために必要なハード整備とあわせて普段からの防災意識、危機意識の向上が重要であるというふうに考えております。 市民お一人お一人が御自分の住んでおられる場所で起こる可能性のある災害を知り、その災害が発生した場合にどの程度の被害が発生するかを想像し、どう行動するか、そのために平時に何をしておく必要があるかといったことを、防災出前講座であるとか地区の防災訓練等を通じて広めながら、ソフト、ハードの両面から市の防災力を高めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) わかりました。まず、住民に対する情報の周知対策ということなんですけれども、以前に私はLアラート、これをもう少し、もう少しというかもっと市民がわかるような情報公開ができることがあるんじゃないかということを以前にも何回かこの場で質問をさせていただきました。このLアラートもそういうことなんですけれども、今言われたタイムライン、そのものは、この前防災会議のときに、皆さんのほうから、会議の中で「このような形でタイムラインをつくりました」ということで発表されましたよね。 私としては、これを早く市民のほう、今言われた防災士やそれから地域の防災講座なんかに持っていきたいということなんですけれど、早くこれをそういう一般の防災士や自治会長、それから民生委員、そういう地域の役どころの人たちに早くこれを示して、そして、市民はこれが警戒レベルの1、2、3、ここのときにはうちの市役所、それから国のほうはこういうふうに動きますよ。したがって、あなたたちはこういうところまでは必ず動く必要がありますから、御理解くださいねっていうようなことをぜひ早くやっていただきたいと思うんです。これができさえすれば、最初に言った来年の6月の出水期から本格的に運用ができるということにつながっていくと思うんですよ。 このあたりはいかがですか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 今回のタイムラインにつきましては、先ほど申しましたように、既に市のホームページで公開をして、防災出前講座においても活用しているところでございます。 当然防災にかかわる関係者の方には一緒に行動していただくというか、御協力いただくという観点で、どういうふうな流れで、どういうふうな想定をしているということは事前に十分御理解なり周知をしていく必要があるというふうに思っておるんですが、一番大切なのは、あくまでタイムラインというのは内部での、例えば下関地方気象台であるとか、宇部土木建築事務所、市、こういったところが今でもやっているんですけれど、ホットラインを通じながら、いかに早く情報収集であるとか、判断をしていくか、そういうことになろうかというふうに思っております。 こういったことについて、昨年度の災害もありましたし、そういった中でも実際に行動した記憶がございます。その上で、最も必要なのが市民の皆さんにいち早くそういった情報をお伝えすることだというふうに思っております。 先ほど申しましたけれど、今、山口県でも逃げおくれゼロ、これを目指すというのを一番大きな目標として掲げておられます。 本市におきましても当然同様でございまして、そのためには資料のほうでも出ておりますけど、私どものほうでもこの6月15日、市の広報に掲載をさせていただきましたけれど、警戒レベルということで、この中では警戒レベル4、これで全員避難が完了しているというところを当然目指していかないといけないというふうに思っておりますので、そのあたりまた今後しっかり努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 警戒レベル4の話が出たんですけど、次の質問で私もちょっとそのあたりを質問したいというふうに考えております。 それと、今回タイムライン素案を策定した過程の中で、先ほど私が新聞記事を読みました。排水ポンプ場情報の市民への公開、これは、どのような形で行われるかをお尋ねいたします。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) こちらから率先して公開ということは今しておりません。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 実は、昨年の7月6日、皆さんも御存じのように、日の出のほうの沖中川、あそこがすぐにオーバーフローするとつかる駐車場や家があります。私は気になってあそこに昼ごろ見て回ったんですけれど、部分部分がオーバーフロー状態です。それで、あの下のほうにあるポンプ場3つが稼働しているのかどうかということを確認にいきましたら、担当者が一生懸命3台のポンプでもって水を吐いておりました。 そういう中で私は、心配そうに川面を見ている住民の人に「今ポンプは動いているよ」というお話をしたんですけれど、やはり、地域の人たちは、ポンプは本当に動いているんだろうかというような心配があるわけですよ。だから、少なくともそういう気がかりを持つ地域においては、市役所のほうから主だった自治会長なり、役を持っている人たちに連絡をして、「今稼働状態にあるから」というようなことをやはり知らせるべきだと思います。 特に厚狭川の大正川のほうは、満ち潮のいわゆる満潮時にああいうような豪雨があったときに、どうなるんだろうか。現地は非常に不安を持つわけですよ。だからそのあたりのところの情報というのは、私は絶対に必要だと思うんです。 今回この記事の中に的確な警戒態勢への構築や住民に対して、発令、指示等に努めると、なおかつ排水ポンプ場の情報を住民へ公開するんだということを書いてくれたんで、私は、これは一歩進むことができたなというふうに捉えているんです。ということで、いかがですか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 先日も、ほかの議員からの特に沖中川のオーバーフロー、これについての御指摘等ありました。昨年も大正川も含めましてそういった越水という状況が確かに発生しております。 ただ、私どもとすれば、1カ所であるとか、2カ所、そういったことではなくて、そこの状況であるとか、そのときの満潮干潮の状況、それから、今後の雨量であるとか、そういったことを十分総合的に考えた上で、恐らく越水ということになれば、通行どめといった処置をするようになろうかというふうに思っております。 本来であれば、それぞれにそういった監視カメラ等設けて常に総合的に監視ができる体制ができれば、ベストに近いものができるかというふうに思いますが、これにつきましては、先日も御回答申し上げましたように、現在、県であるとか、いろんなところとも調整をしているところでございますので、ちょっとすぐということにはならないのかなと。ただ、当然住民の方はかなりの不安感をそういった際にはお持ちになるであろうというふうに思っておりますので、できるだけ関係の中でしっかり情報共有をして、今後どういうふうな措置が必要になるのか、どういうふうなことになっていくのかといったことについては、関係者の方も含めてできるだけ丁寧に周知に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 今言われた情報共有という中で、今、低コストな水位計を設置等々は提案があるんだということなんですけれど、現時点においてはすぐさま間に合わない。皆さん御存じのように今回は梅雨に入るのが遅いなということを皆感じておられると思います。お待たせいたしました。25日午後から雨が降りますよということの予報が既に入っております。今回は、多少、台風も一緒に来るんじゃないかというような専門家の見方もあります。したがって、7月6日まで待たずに、意外と早くまた大雨が降るんじゃないかということも予想されます。 ひとつ、今非常に防災士がふえました。各地域、防災士がいます。例えば、そういう人たちにぜひスマートフォンで写真を撮って、危機管理室のほうに送ってくれんかというようなことを呼びかけてもいいんではないかと思います。その水位が危険かどうかというのは、その写真を見たときに、そこの担当者なんかが見たら、これは、潮汐表を見ればもうすぐ満潮に近くなると、降雨帯の状況を見れば、もっと降る可能性があるなと。 したがって全員避難をさせるかどうかというひとつの大きな資料にもつながると思うんですよ。だからぜひ、せっかく防災士、1万円の補助金を出して、取ってもらっているんですから、そういう方たちに声をかけて、写真を送ってほしいというようなことも、声かけもひとつの策ではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) すいません、ちょっと古い情報なんですけど、市内の防災士の方が平成30年の2月現在で112名と、たくさんの方が資格を取られております。当然、いろんな御協力を呼びかけていきたいというふうに思うんですが、どうしても危険を伴うということも十分考えられますので、その辺については、今後内部でもちょっと考えてみたいというふうに思います。 その一方で、情報のできるだけリアル化というか、ビジュアルでやはり私たちも見ていく必要があるということで、今回、庁内でもスマホを41台更新いたしまして、全て映像であるとか、動画という形で情報共有できるような体制を整えたところでございます。これにあわせて、各地域の消防団の皆さんもずっとそういった巡回であるとか、していただきますので、まずは、こういった情報を十分取りまとめる中で、進めていければというふうには思っております。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 確かに、昨年7月6日、私も市内をあちこち回っておるときに、業者の方たちが2人、1台の車に乗って、よく警戒していました。何台か私も遭遇したんですけど、非常によくやってくれているなと私は思いました。ただ、せっかくその人たちが見てくれた川の状況やなんかをやはり関係する地域のほうに一報していただければ、また素人の自治会長でも、多少の安堵感が出てくるんじゃないかというふうに思いますので、ぜひ、これは検討していただきたいと思います。 じゃあ、次にまいります。イの河川水位の情報公開の具体策なんですけど、先ほども言いました。さっき排水ポンプについてはそういうことなんですけれども、低コストな水位計の設置、これをやりますよというふうに書いてあるんですけれど、わが市のほうでは、このあたりに簡易であっても水位計を設置しておく必要があるなというデータ収集か、そういう資料は持っておられますか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 減災対策協議会の中で議論されておりますのは、基本的に県管理河川ということでございます。 したがいまして、私どものほうでも昨年度から県の管理河川につきましては、水位カメラであるとか、水位計、これの増設、これについての要望を挙げて、検討していただいているという状況にございます。まだ、最終的にどうなるということではないんですけれど、一応要望のほうは、昨年度から挙げさせていただいております。その一方で、できるだけたくさんのそういった監視体制というのは当然必要になってくるというふうに思うんですが、これにつきましては、先ほど申しましたように、ちょっといろんなシステムが混在してしまうと、なかなか難しい面も出てくるということもあろうかというふうに考えております。 先日のほかの議員の一般質問の中でも回答申し上げましたけれど、国のほうでも国土交通省のほうがそういった国であるとか、各都道府県、各市町村、それぞれが持っているそういったシステムをクラウドを使ってできるだけ統合していきたいというふうな考えも出されておられますので、うちが単独でただ設置をしてよかったということではなくして、やはりほかの情報とできるだけ共有する、統合していくということのほうが望ましいのではないかなというふうにも考えておりますので、今後その関係等は十分協議をしていきたいというふうには考えております。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 今まさにあなたが言われた統合については、やはり厚狭川であれば美祢のほうの水量の状況、それから有帆川であれば今富ダム、あちら側までの増水状況、私が今3月議会のときにちょっと環境ということで取り上げた銭ヶ原の北のほうの太陽光発電施設をつくっているところ、あれは、水の量はどっちに多く流れるかと見てみると、こちら側に流れる量のほうが多いと私は判断している。ということは厚狭川のほうに流れ込んできます。 そうすると、線状降水帯、帯状降水帯が来たときには、かなりの土砂がこちらのほうに入ってくるんだろうと。場合によってはあそこは細い水路であるから、そこが詰まってしまって、上のほうで土砂崩れなり、民家がやられるということも想定されるというふうに思います。 したがって、今言われるように、総合的に情報を得るような形をとるということは非常に大切ではあるんです。しかし、じゃあ、うちの市の中で、今私がよく言うのは、厚狭川と有帆川というふうに言いますけれど、実はもっと支流というか、大正川や小さい川が多くあるんです。その周辺のところで、そこがもし土砂崩れが起こったならば、その川の周辺は、浸水する恐れがあるというようなところも実は各防災士を中心とした地域の防災士、防災講習会、そういう中で、ワークショップを開いて、いろいろ研究をしているところであります。ぜひ、そういうような情報も参考にされて、ポイントポイント、的確なポイントを見つけるような努力もしていただきたいと思います。そういう希望を持っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、2番目ですが、率先避難、これは迅速避難というんですけど、先ほど部長からもありましたけど、率先避難の体制づくり、今年度、山口県のほうで、非常にこれを推奨しております。その率先避難の体制づくりが本格化する中で、私がちょっと危惧するのは、みんなが避難してきて、避難所はどうなるんだろうかと。避難所はどれぐらいの許容を持っておるんだろうかというようなところが気になるわけであります。特に高齢者や要配慮者の福祉避難所を含む避難受け入れ対策、これはどうなっているんだろうかということなんです。 6月5日に宇部日報で、災害時は福祉避難所にということで、当市と10の施設が協定を結びました。今まで結んでいた協定も含めて、10カ所協定を結びましたということが紹介をされております。ただ、この福祉避難所を使うにおいては、まず発災後3日を目途に開設するのが基本であると。 最初は通常の避難所に避難してもらい、そこから特に配慮が必要と判断された人に、福祉避難所に移ってもらいますよ、と。このときには、付き添いの家族原則1人を受け入れる体制のほうの協定を結んでいます。というようなことが紹介をされております。それは、すなわち各避難所に要配慮者も一旦はそこに行きますよということになるわけです。そうすると、トリアージ、要するに、必要でない、まだ1週間ぐらいは何とか頑張れるという人と、選別をしなきゃいけないわけです。そうすると、そのトリアージをやる人は、どういうところから来てもらうのかというところもちゃんと組み立てておかなきゃいけないということなんです。 そういうものも含めて、避難所の体制というのは、どのように考えておられるかお尋ねいたします。 ○議長(小野泰君) 岩佐福祉部次長。 ◎福祉部次長(岩佐清彦君) それでは、1、防災体制について、(2)率先避難の体制づくりが本格化する中で、避難所の受け入れ態勢を問う。 ア、高齢者や要配慮者の福祉避難所を含む避難受け入れ対策、イ、衣食住はどうかについて御回答申し上げます。 福祉避難所は、災害発生時に避難所での生活が困難な高齢者、障害者、妊産婦などの要配慮者を受け入れるため、バリアフリー等に対応し、避難所としての機能を有している市内の社会福祉施設等を福祉避難所として指定するものでございます。 本市におきましては、本年6月にこれまでの4事業所に加え、新たに6事業所と福祉避難所となる協定を締結したところでございます。協定を締結いただいている施設について御披露させていただきますと、以前から協定を締結いただいている事業所は、養護老人ホーム長生園、小野田老人ホーム、みつば園及び小野田心和園の4事業所でございました。そして、新たに加わっていただいた施設が、ケアタウンフクシア紫苑、ケアタウンあさ紫苑、特別養護老人ホーム長寿園、特別養護老人ホーム高千帆苑、特別養護老人ホームサンライフ山陽、そして老人保健施設あんじゅの6事業所です。この10事業所へ新しく作成した福祉避難所開設運営マニュアルをお示しし、新たに協定を締結させていただいたところでございます。 要配慮者の方の発災から避難までの流れとしましては、大規模災害が発生したとき、まずは身の安全を確保するため、一般の避難所に避難していただくところでございます。この避難所において、保健師等によるスクリーニングなどの所見に基づき、災害対策本部が、福祉避難所の受け入れを調整し、福祉避難所へ移送が必要な対象者を決定いたします。 福祉避難所の受け入れ体制が整ったところで、対象者を御家族様の支援により、福祉避難所へ移送いたします。 福祉避難所として必要な物資につきましては、原則として福祉避難所開設事業所が市災害対策本部へ要請し、市が調達して該当の福祉避難所へ輸送することとしておりますが、福祉避難所へ設置する事業者が食料や生活必需品の支給を行われた場合、福祉避難所の運営経費に含めて市が全額負担するものとしておるところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 一旦避難所に行って、そこからまた要配慮者を移送するということなんですけれども、この移送計画、これについてはどのように考えておられるんですか。 ○議長(小野泰君) 岩佐福祉部次長。 ◎福祉部次長(岩佐清彦君) 一般的な場合につきましては、御家族様、また支援者様のほうで移送をお願いするところでございます。しかしながら、必要があれば、福祉避難所の福祉車両といいますか、を手配することも視野には入れておるところでございます。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 今、言われましたように、介護施設は大概、車を持っておられますよね。だから、そちらとも、車の利用については、改めて一筆を入れておく必要があるんではないかと思いますので、御検討をお願いいたします。 それから、皆さんのお手元に、警戒レベル4で全員避難という1ページ目があります。これは、警戒レベルは5段階なんですけれども、警戒レベル4になれば全員避難ですよというふうに、ことしから変わりました。 これはどういうことかというと、先ほどから申しましたように、避難所に多くの人が避難するということにつながるわけです。けれども、現実問題として、非常に問題なので、私たち防災士としては、「各地域にその話をするときには、全員避難と言ったって遠い避難所になかなか行けそうもない。だから、親戚縁者の中で、高台に住んで安全だと思われるところには、日ごろから野菜のひとつなど持っていって、コネをつけて緊急のときには頼むねというようなこともやっておく必要があるよ」というような話をしております。 とはいえ、やはり避難所に今までと違って多くの方が避難してくるなということは十分に考えられるわけです。私は、3月議会のときに、避難袋の補助というか、これを検討してもらえないだろうかという話をしました。3日間の水と食料、それから大きな──いろんな衣料なんかが入る、必要ならば着替えもそうだし、簡易トイレなり、おむつなり、持っていくぐらいの大きなリュックを用意してくださいというようなことで、それがオッケーであれば、補助金を出しますよというようなこと、それから、ある町によっては、「こういう避難袋がありますよ、これは、8,000円ですけれども、市のほうで3,000円補助しますよ、準備しませんか」という声かけをやっているところもあります。 私は、このような全員避難のようなことが必要になってきている、この環境においては、やはり、これは一考する必要があるんではないかと、私は改めて思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) いわゆる緊急持ち出しのものであるというふうに思います。以前も一般質問で御質問いただいたところですが、現段階におきましてはまだ本市のほうでそういった補助をするという予定は特にございません。むしろ、市民の皆様に本当にそういった危機意識というか、それを十分高めていただく、おのずとそういう非常時の持ち出しは何が要るのかということを考えていただくということにつながるというふうに思っておりますので、現段階では出前講座等を通じてそういった危機意識、問題意識を高めていただくということにまず努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 現状のままということですね。であれば、補助金が出せないんであれば、ホームセンターなんかに行くと今防災用品を置いてある場所が非常に多くなりました。それで、うちのほうの消防を通じて、最低これだけの品物は置いてくれんかというような協力を願って、そして、一般住民にはこういうところに行けば、こういうものが用意できますよという広報に流すというようなこともひとつ考えていただきたいと思います。 次に、ペットの同伴の避難対策はどのように考えているかという質問に移りたいと思います。 現状では、我が市は、これについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小野泰君) 岩佐福祉部次長。 ◎福祉部次長(岩佐清彦君) それでは、イ、ペット同伴の避難対策はどうかについて御回答を申し上げます。 これまでの大規模災害の経験等から、飼い主とペットが同行避難することが合理的であると考えられるようになってきており、当市においても、原則として避難所内の居住スペースへの持ち込みは禁止しておりますが、屋外のできるだけ居住スペースから離れた屋根のある場所にスペースを設け、飼育者の責任において飼育するものとしております。 しかしながら、議員御質問のペット同伴の避難対策につきましては、同伴避難ということは現在できる避難所は今のところございません。 ペットを大切な家族と思っておられる方、動物が苦手な方、アレルギーを持っておられる方など、さまざまな方が共同生活を送られる避難所では、さまざまな配慮が必要になろうかと思います。これからも避難所運営について、避難所の環境や運営をよりよいものにしていくよう研究してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 確かに、私はペット同伴というふうに言いました。実は、山口県はペット同行避難というふうになっております。同行と同伴はどう違うかというと、同行は今言われたように、実は高泊の小学校を使って、避難所運営というものをみんなで研究するワークショップを開いたときに、基本は同行避難、つまりどういうことかというと、飼い主は避難所のほうに生活をし、ペットはいわゆるおりのあるというか、そういうところに離して避難をさせるというのが同行避難です。 去年の7月に総社市が実は同行避難所をつくったんです。3カ所つくりました。これは、1カ所一番目新しくあるのは、市役所の3階の部屋をあけて、そこはエアコンが使えるから、そこに飼い主とペットが避難をするということをやりまして、非常にうまくできました。これは、皆さんのお手元に書いている2ページ目の市区町村が行う対策の例ということでポイントとして書いています。これは同行避難のほうにウエイトを置いているんですけれども、このペット同行避難にしろ同伴避難にせよ、日ごろから飼い主がペットに対して教育をちゃんとしておかないとうまくいかないんです。だから、このことも、ぜひ広報なりを通じて、ペットと一緒に逃げたいならば、ペットについてはこういうような教育をし、かご、いわゆるケージの中に入っても、ワンワンほえない、騒がない、そういうような教育も必要ですよというようなことも知らせる必要があるのではないかなというふうに思います。 それから、災害時においては、ペットの同行避難者の指定避難所などへの避難誘導と支援ということも書いていますけど、それから、指定避難所や応急仮設住宅へのペットと同行避難者の受け入れ、これは、市区町村のほうでこういうことを念頭に準備をしておく必要がありますよということを書いてあるわけです。実は、先ほど申しましたように、我が山口県では、同行避難までをうたっております。 岡山県では、ペットの対応についてマニュアルをつくっておるんです。平成22年に岡山県災害時動物対応マニュアルを策定して、このときに、岡山県獣医師会、それから公益財団法人岡山県動物愛護財団と災害時の動物救護活動に対する協定書を取り交わしているわけです。ここまで、これは岡山県がこれをやってきているわけです。だから、そういう素地の中に今回総社市がそれができたということも言えるわけです。 だから、私たちは、山口県にこれをやってもらうとなかなかおいそれとできないでしょうけれども、少なくとも私たちが今すぐできることは、飼い主たちに「ペットが本当にかわいいの、かわいいならば、こういうこともちゃんとしつけをして、逃げられるような用意もしておく必要があるよ」という声かけはできると思うんです。だから、ぜひ、担当のところは、このあたりのところを検討していただきたいと思います。 なおかつ、総社市がなぜうまくいったかっていうことが、パソコンを開くと、総社市のペット避難ということでやれば、結構いい資料が出ていますので、ぜひ、それを勉強していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 動物愛護という観点からちょっと市民部のほうからお答えしたいと思いますけども、今、杉本議員の資料は環境省の資料でございますけども、その後、昨年の9月にはちょっと今窓口から1冊持ってきたんですけど、こういった動物と災害時の「あなたとペット大丈夫ですか」というような資料もございます。 先般、環境展においては、動物愛護推進員などから、こういったペットの災害時の避難についてとか、いろんな形で啓発をしていただいております。日ごろから飼い主の方に気をつけておいていただきたいことということで、やっぱり災害時にペットと同行避難するという場合には、やはり、ケージにならしておくとか、それから、最も大事なのは日ごろからワクチン等の予防注射も打っておくとか、いろんなことを気にしておいていただかないと、避難所でも受け入れができないというふうなこともございますので、いろんな機会を通じて啓発はさせていただきたいと考えております。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) それでは、2番目の市民の健康維持、増進対策についてお尋ねをいたします。1つは、総合計画をもとに各プランが作成されていますが、そのすみ分けと関連部門との協働はどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(小野泰君) 答弁をお願いします。兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) それでは、市民の健康増進対策について、総合計画をもとに各プランが作成されているが、そのすみ分けと関連部門との協働について問う、について回答を申し上げます。 市には多くの計画がございますが、その最上位計画が総合計画であり、それぞれの施策について法律の根拠を持つものも多いですが、各担当課が個別計画を定めております。健康増進に関する対策は、さまざまな計画に含まれていると考えておりますが、見える化の取り組みが十分にできていないというふうに考えてもおります。 本市には、現在各課で実施している健康増進対策に関連する取り組みが一目でわかるものが現在のところありませんが、実際、事業するに当たりましては、必要に応じて、関係課と連携をとりながら進めておるところでございます。 現在、健康寿命の延伸を目指して健康維持増進対策に取り組んでおりますが、笑顔で年を重ねることのできるまちづくりにつながる取り組みの総称を「スマイルエイジング」として、各部署が連携して現在全庁を挙げて一体的に取り組むこととしております。その取り組みの一つといたしまして、この6月5日に市長を本部長としたスマイルエイジング推進本部を設置したところでございます。今後は、この推進本部等を通しまして、庁内各課の連携をさらに深めていくとともに、市民に伝える媒体等についても検討を行っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 確かに、今言われるように、私も今民生福祉常任委員会に属しておるんですけれど、なかなか見える化が見えないんです。それで、例えば皆さんのお手元にある目次と書いているものがあります。これは、何の目次かというと、これは、大和市の健康都市プログラムです。このページを見ると、おわかりいただけると思いますけれども、一番上の「健康都市やまと」と健康都市プログラム、これは今部長が言われたように我が市でおけるスマイルエイジング、これを総称しているのではないかというふうに感じております。 それから、次に「健康都市やまと」の取り組みとして、事例、1、2、3と取り上げているんですけど、ここは、いわゆる健康づくりの推進というところがうちの行政の中の1つに入ると思います。 それから、次にリーディングプロジェクトということで、1、身体を動かそうプロジェクト。これは、百歳体操とか、SOSの活動、そういうものがこっちのほうになるだろう、それとスポーツによるまちづくり。2番目の楽しく食べようプロジェクト。これはねたろう食育計画、それから給食、地産地消、そういうものが入るであろうと。それから3番目のくつろごうプロジェクト。これは自然環境の保護、公園緑地の保全、それから芸術文化によるまちづくり。4番目の命を守ろうプロジェクト。これは防災、消防、救急体制、そういうものが入っております。それから、地域公共交通体系も入っております。5番目の健康意識を高めようプロジェクトという中には、子育て支援とか、介護とか、そういうものが入るというふうに言えると思います。 実は、この大和市健康都市プログラムというのは、今、毎年これが見直されて改訂版として出されているんです。以前に私は、平成28年6月議会のときに紹介をしたんですけれど、この大和市は、平成20年9月1日にWHO西太平洋地域で健康都市に取り組む都市間ネットワークとして発足をした「健康都市連合」に加盟をしているわけです。これをきっかけに、この健康都市やまとということで、ずっと継続的にやっているわけです。 最初のときには、60歳を老人と言わないまちにしようというふうなタイトルでしたけれども、昨年、平成30年4月には、「70歳代を高齢者と言わない都市 やまと」、これを宣言をしているわけです。つまり、みんなで健康維持に努めて、そしてなおかつ楽しい、快適なまちづくりをやろうということをこの中にうたい込んでいるわけです。先ほど見える化ができていないというふうに部長のほうからありましたけれど、まさにうちの市はこの総合計画をつくって、非常に分厚いものがあります。私は、これを見たら、やはり縦割りぐらいしか感じられないんです。 ところが、この大和市健康都市プログラムというのは、データもちゃんと入っているんです。例えば、公共交通も現在の利用数はこうですよ、利用の距離はこうですよということもちゃんとデータとして入っているんです。それから、学校給食の残食率もちゃんとこの中に入っているわけです。そのように、これを1冊見るだけで、芸術文化までもコミュニティー音楽会の開催がいついつやって、何人おって、どのような結果になりましたよというデータまでもこれに盛り込まれている。これをひとつ見るだけで、わが市は今現在、どういうような状況であって、何が足りないかということがよくわかるようになっているんです。 これは私は確かに人口比があって、大きな大和市というのはうちよりも相当大きな市であるんですけれど、こういうシステムづくりは、人口の比ではないと思うんですよ。やはりせっかくみんながいろんな推進計画をつくっても、そのお互いの関連はどのようになっているんだということが市民に理解をしてもらわなければ、活動の結果が出ないと思うんですよ。そのあたりは、副市長、いかがですか。 ○議長(小野泰君) 古川副市長。 ◎副市長(古川博三君) この質問でしたら、答えられると思います。先ほどは失礼いたしました。 大和市はこの四、五日テレビのほうでも少し聞いたような、神奈川県の市ですか。この大和市のこの健康都市プログラムといいますか、これは、大きく見ますと、総合計画にも匹敵するような計画。といいますのも、多分大和市は、将来の都市像ということでこういうのをつくり上げておると。 私どもの将来の都市像は、「活力と笑顔あふれるまち」ということで、その下に、重点項目の3本柱を昨年4月のときにはつくりましたけど、そうした中で、未病とか、健康寿命を延ばすということの中で、やはりこれは大きな柱だということで、この4月に4本柱に上げたところでございます。 そうした中で、先ほど担当部長も答えましたが、全庁的な組織を立ち上げたというのは、今、いみじくも議員が言われましたように、福祉部門だけではないですよ、商工の関係とか、芸術文化の関係も含めた中で、スマイルエイジングについて考えてみようということで、今回、推進本部体制をつくりまして、窓口は健康増進課、さらには横の横串しを刺さなくてはいけないという今御指摘もございましたので、企画政策課にも入っていただいてつくっていくということで、大和市のように、将来の都市像までにはいきませんけど、基本的には全庁的に今やっている、いろんな部署でやっているものがいかにこのスマイルエイジングにリンクしているかというところをまず整理して、今後進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) まさに今副市長言われたように、連携する形が見えるためには、私は大和市の健康都市プログラムというのは非常に参考になると思います。 この中には、メタボリックシンドローム対策もあるんです。それから、女性の子育て支援もそうなんですが、少子化対策とか、非常に詳しいところは、女性の健康診査の状況なんかも見られるようになっているわけです。つまり、かなりかゆいところに手が届くような、市民にとっても非常にありがたいデータであり、これだったら、私なんかメタボをちょっと見て、これはやらにゃいかんなという気持ちになります。そういうふうにして、やはり市民がせっかくこういう参考をもらって、これをブレイクダウンした、こういうものがありますよというような形が、市民のほうに目が届くようになれば、もっと今よりスマイルエイジングの足並みも変わってくると思いますので、ぜひ、この大和市を参考にされて、一歩進んでいただきたいと思います。 2つ目行きます。 ○議長(小野泰君) はい、続けてください。 ◆議員(杉本保喜君) 高齢者の運動習慣を支援する対策の成果と、今後の推進策を問うということなんですが、そのあたりの現状をお願いいたします。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) それでは、2番目の高齢者の運動習慣を支援する方策の成果と、今後の促進策を問うについて御回答申し上げます。 本市では、第七期高齢者福祉計画における基本事業に介護予防の推進を掲げており、高齢になっても自分らしく健やかに安心して生活が送れるよう、要支援、要介護状態になる前段階から介護予防に取り組む活動を支援しておるところでございます。 力を入れている取り組みに、住民運営通いの場における「いきいき百歳体操」がございます。これは、閉じこもりを予防し、身近な地域で、介護予防に効果のある運動を住民が主体となって実施することを応援するもので、本市では、平成26年から行っておるところでございます。 平成30年度までの実施状況といたしましては、市内でいきいき百歳体操を実施している場所が68カ所、1,154人の高齢者が参加され、週に一度、いきいき百歳体操を行っておられます。 この住民運営通いの場は介護予防のための運動を行うという運動機能の維持向上だけが目的ではなく、地域の歩いて行ける場所へ外出するということ、またそのような地域の集まりへ参加するということも介護予防として期待をされておるところでございます。そして、そのような場で交流によって生まれる地域のつながりが、高齢になっても生き生きと生活ができる地域づくりにつながると考えております。 今後も、より多くの市民が参加できますよう、住民運営通いの場の設置を進めていきたいと考えておるところでございます。 ちなみにですけれども、先日、国のほうが認知症大綱というのを見直しまして、共生と予防というところに力を入れていくということが発表されたんですけれども、そこで、やはり通いの場の効果が絶大であるというふうなことも国の分析で言われております。 少し、数字を調べてみたんですけれども、今国が目標としていました住民運営通いの場の65歳以上の参加率を4.9%から8%程度に上げるというふうな国の定めがございました。現時点で、本市の場合、5.5%までクリアができております。8%までハードルが上がりましたので、これもますます充実させて一生懸命取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) ありがとうございました。私も、このいきいき百歳体操、それから通いの場、これは徐々にではありますが、非常に数が多くなってきているなという実感は持っております。 きのうのテレビ番組ですか、「伊藤さんち」と矢印入りの看板が住宅地にあり、行ってみると、まさにお年寄りのくつろぎの通いの場なんです。各それぞれの地域で工夫されて、同好の士が集まって通いの場をつくっているというような雰囲気は、全国あちこちで行われつつあります。 それで、もう一つ、私、皆さんのお手元に4ページ目の健康遊具で運動不足を解消しませんかという記事をお渡しいたしております。これは、先ほど御紹介いたしました大和市の平成28年10月1日の広報なんです。これは非常に端的にまとめておるので、私は資料として出したんですけれど、実は、この大和市の健康遊具、歳をとることにブレーキかけるような健康遊具がありますというようなことで、実は、毎年2月の中旬に、人づくり・地域づくりフォーラムというのがセミナーパークで行われているんですけども、そこで、活動報告として、この大和市から報告があったのが、やはり、健康遊具を使って成果を上げつつありますよというような報告を受けたんです。そのときに私は、6月議会の一般質問で紹介をし、私たちの山陽小野田市も検討できないだろうかというような話をいたしました。 実はこの健康遊具というのは、じゃあ、山口県に全然ないのかというと、そうではないわけです。萩市や岩国市のほうには、この健康遊具が設置をされて、結構使われてはいるわけです。ただ、確かに金のかかることではあるんですけれども、今現在、この大和市では、31種類の健康遊具をそこに6つ紹介されていますけど、このようなものを設置しているわけです。 萩や岩国のほうも、これに近いようなものを設置しております。ちょっとした公園に腹筋ができるような、難しい腹筋台ではないんです。マッチョな人が腹筋をやるようなものではなくて、もっと簡単に腹筋ができるようなベンチをちょっと工夫したようなものとか、そういうものが置かれておるわけです。これには、ここで私は、健康遊具体験会に御参加くださいというのを書いている、ここの特徴はここなんです。要するに、使い方、こういうことをやると筋を痛めますよとか、それから危険ですよということも含めて、この健康遊具の使い方を保健師や理学療法士が説明をし、そしてみんなが楽しんでもらえるような方向性を示して、そしてこの使い方の体験会というのを開いているんです。 皆様の手元にある場所もそうなんですけれど、3回ぐらいこれは今紹介しているわけです。このように、結構手広く多くの方にこの使い方を紹介し、そして、健康維持に努めましょうというような啓蒙を図っておるわけです。 例えば、先ほど同僚議員のほうからありました、須恵の公園の遊具が壊れて、今ありませんよというような話が出ました。須恵の公園も夕方になると歩いている方、運動されている方、結構多くいるんですよ。だから、須恵の公園に限らず、江汐公園なんかも結構そういう方たちがいますので、こういうような遊具を置くことによって、さらに均整の取れた運動ができる環境づくりができるんじゃないかというふうに思います。いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) それでは、健康遊具について御回答いたします。 健康遊具につきましては、議員おっしゃるとおり、高齢者の閉じこもり予防や市民の健康づくりに非常に有意義な手法の一つではあるというふうに考えております。従前から健康遊具につきましては、いろんな議員からもお尋ねをいただいているところでございます。 余り前向きな回答でなくて大変申しわけないんですけども、今、公園の遊具とか、公共が設置するということになりますと、やはり事故対策、維持管理など、かなり問題もいろいろあろうかなというふうには思っております。高齢者の健康増進、運動支援ということで健康遊具を設置できますなれば、この大和市のように、例えば保健師でありますとか、理学療法士とかがそういった利用支援を行うことは可能であろうかと思いますけれども、これも直ちになかなか、はい、やりますとは言えない状況であることを御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) 今言われた安全対策、確かに遊具というのは、ブランコひとつとっても滑り台にとっても、滑り台では首つりの道具に使われたりとかが非常にあって、これは滑り台を取り外そうというような時代がかつてありました。そういうようにして、何ごとも危険だと思われるのは全て危険、階段も段差があるからだめなんだと言われるようなことになりかねないということになります。 しかし、先ほど言いましたように、この健康遊具体験会、これを開いてやるということは、例えばおじいちゃん、おばあちゃんがこれに参加をして、そして、孫と一緒に遊ぶんでも、お孫さんはこれぐらいの体だから、こういうところを注意して、一緒に遊びますよというようなことも紹介されておるわけなんです。だから、児童公園は誰もいない、お年寄りが児童公園でこういうことをやりたいと言ってもなかなか難しいというような現実があるとも聞いています。 しかし、今の時代は、お年寄りとお孫さんが一緒に遊べる環境づくりというのは、非常に大事だろうと思います。それで、スマイルエイジング、これの実効、成果を出すためには、これも大きな方策の1つと私は思うんですけど、副市長いかがですか。 ○議長(小野泰君) 古川副市長。 ◎副市長(古川博三君) 今、大和市のいろいろな取り組みを御紹介いただきましたが、これたしか大和市は面積が二十何平方キロで、人口も二十数万で、小田急線沿線で、新宿に近い、昔金曜日の妻たちへという番組があった、それのモデルにもなった都市であるというふうに私記憶いたしておるんです。 そういうような市の状況も異なるということもございますが、先ほどおっしゃられましたように、孫と一緒に遊ぶ、私もちょうど孫ができまして、大変楽しいひとときを過ごしておるんですけど、やはり、このスマイルエイジング、生まれてすぐから生産年齢人口、さらにはお年寄りの方がみんな活力があって、笑顔で過ごせるまち、これが本市の将来の都市像でございます。その中の1つの柱として、このスマイルエイジング、いろんなバリエーションがあると思いますので、何度も申しますように、横の連携を密にしながら、また、議員たちの御意見もいただく中で、いいものをつくっていきたいというふうに考えます。
    ○議長(小野泰君) 杉本議員。 ◆議員(杉本保喜君) スマイルエイジングがいつまでにこれを具現化するということになっていくんですけれど、やはり、かけ声だけでは市民は踊らない。やはり、ほどほどの環境づくりをしないと、なかなか成果が出ないというのも現実ではあるんです。 それで、私がきょう防災関連とそれからこの福祉を中心とした健康都市づくり、そういうものを提案しましたけれど、ぜひ、1つでも2つでも具現化するように活動していただきたいと思います。特に防災については、水位計の位置、それから情報収集の形、これはぜひ再検討し、具現化して、100名以上の防災士、彼らに活動の場を与えていただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。(杉本保喜君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、杉本議員の質問を終わります。 これをもちまして、本定例会における一般質問通告者全員の質問が終了しましたので、一般質問を終了します。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 ここで、これからの日程を申し上げます。 26日は委員会の開催となっておりますので、付託案件の御審査をお願いいたします。 また、28日は午前10時から本会議を開き、付託案件に対する委員長報告、質疑、討論、採決を行いますので、御参集をお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。お疲れでございました。────────────午後3時29分散会──────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和元年6月24日   議  長   小 野   泰   署名議員   恒 松 恵 子   署名議員   中 村 博 行...